、まとめ
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こあらの見た風景(要はブログ)
スタートしました。
昔、書いたことがあるかもしれない話です。
新人のバーテンダーさんがいました。
新人君は、お店が終わった後、先輩からカクテルの指導を受けていました。
作るカクテルは、いつもサイドカー。基本中の基本のカクテルです。
ある日のこと、いつものように1杯のカクテルを作り終えた後、
先輩は新人君に尋ねました。
「このカクテルを、お客様に1500円で飲んでいたける自信はあるか?」
「はい。」新人君は元気よく答えました。
「その気持ち、いつまでも忘れるなよ。」
この言葉が忘れられないんですよねと、その彼はいっていました。
僕は、彼らのような職人の世界に生きているわけではありません。
毎日、サラリーマンとして、仕事をタンタンとこなし、給料をもらっています。
労働力を提供しているのだから、給料をもらうのは労働者の権利であることは
資本主義社会である以上、間違いはありません。
それでも、ふと迷ったとき、頭に浮かぶのです。
「僕は、この会社からお給料を恥じることなく受け取ることができるのか。」
この自問自答を繰り返しながら、もうすぐ満5年が経過します。
こんなことを考えるのは、僕が職人の子供だからでしょうか。
ちなみに、僕はこの自問自答にはいつもYesと答えておりますので
堂々とお給料をいただいております。