今日のこあら
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こあらの上海旅行記(まとめ

こあらの見た風景(要はブログ) スタートしました。


2002年09月13日(金) 知らなくても生きていける知識

今朝、出勤のときすれ違った女性が大きな指輪をしていた。
たぶん、立爪だよな。でも、仕事中邪魔じゃないのかなぁ。

指輪といえば、休日、一人で散歩しているとき、
ふと、宝石店に立ち寄ることがある。

僕はオトコだから、指輪といってもつけられるデザインは限られるし、
宝石はゼロの数が多いので、購入することは絶対出来ない。
でも、眺めているだけなら減るもんじゃないし、
オトコであるがゆえに声をかけられる確率も少ないので、
(あまりに一生懸命に眺めると『プレゼントですか?』と声をかけられるが)
結構気ままにみてまわっている。

宝石店はいろいろあれど、よく目の保養をさせてもらっているのは、
ティファニーである。
お店も大きいし、シルバーアクセサリーも扱っているから、
価格帯は幅広く、庶民の僕が入っても別段不審がられない。

ティファニーといえば、ビーンズ、ティアドロップ、
オープンハートなど、有名なデザインは数々あるのだが、
隠れた名品は「ティファニーセッティング」の婚約指輪だろう。

これから指輪をご購入になる男性諸氏のために、豆知識。

セッティングとは、指輪の「ワク」。石の留め方のこと。
ティファニーセッティングのティファニーとは、あのティファニーの
創立者、チャールズ・ティファニー。

それまでの指輪が石の周りを金属がとりまいていたものを、
6本の立爪で石を浮かせるようにして、
石をはさむようなデザインを考案したのだ。
おかげで、四方八方から光が入り、
ラウンドブリリアントカット
(上33面、下25面になるように丸くカットしたもの)の
ダイヤの石がとても輝いて見えるのである。婚約指輪の定番デザインだ。

だから、カルティエでも、ショーメでも、
「ティファニーセッティングの指輪を見せてください」といえば、
6本の立爪の指輪が出てくるのである。

あと、石そのものの話。ダイヤモンドなら、
いわゆる「4C(カット、カラー、カラット、クラリティ)」があり、
この4つのCのバランスが大切になる。
ちょうど、家を探すときに似ている。

例えば、ティファニーで50万円のダイヤの指輪。
日本のティファニーでよく売られているのは、
0.15カラットくらいかな?
(最近注意してみていないので自信がない)

でも、カラーのランクを3段階下げるだけで、
0.4カラットくらいにはなる。
しかも、このカラーの違いは、
宝石のプロでもよ〜く調べないとわからない程度のもの。
でも、大きさは素人さんでも違いがわかる。

つまり、パーティ等にいったときに、他の人のつけている指輪を見て、
「あの人のダイヤって大きい」という比較は容易に出来るけど、
「あの人のダイヤのカラーって最高」という比較は不可能に近いのだ。

こういう状況のとき、日本人は「目に見えない質」を選ぶ傾向にある。
逆に、ご本家アメリカでは「目に見える大きさ」を取るのだそうな。
だから、ティファニーは、ダイヤモンドについては、質の高いものは日本。
質はちょっと劣るけど大きいものはアメリカで販売するそうな。

そんなわけで、これから指輪をご購入の男性のみなさん、
このあたりのことをよく踏まえて、宝石店に足を踏み入れてください。

以上、知識だけはあるけど、その知識の実践をしないこあらでした。


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