、まとめ
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こあらの見た風景(要はブログ)
スタートしました。
今日は、茨城のアサヒビールの工場見学へ行った。
今日は、地域のみなさん向けのイベントをしていたということもあり、
これまでの経験で一番子供の多い工場見学となった。
子供は嫌いじゃないんだけど・・・騒がしいのが嫌い。
工場自体は今日はお休みで、VTRでの製造行程の紹介。
当たり前なんだけど、
これは、どこのビール工場でも同じようなものなんですね。
だから復習。
見学がすんで試飲会場に向かうときに、
案内のお姉さんが「お客様、少々お待ちくださいませ。」と、
一般のお客様とは違う部屋に案内してくれた。
いつもお邪魔している銀座のMさんとそのスタッフと
いっしょに行ったので、一般のお客様とは少し違う対応・・・というわけ。
まぁ、あのお店はアサヒビールをたくさん使っているもんね。
その恩恵のおこぼれに預かったという感じ。
別室では、アサヒの方にいろいろお話を聞くことができた。
いろいろ勉強になったけど、話をしてくださった方の顔を見ていると
「本当にアサヒビールが好き」という気持ちが伝わってきましたね。
みていて、なんとなくうれしかった。
そして、「うちの製品を、お客様にちゃんと伝えてくださいね」と
Mさんたちにおっしゃっているように見えた。
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ところで、見学コースに、アサヒビールの歴史という年表があって、
戦時中の項目に、「泡裁判」と書いてあるのを柴が見つけた。
生中を頼んだら泡ばっかり・・・これって悔しいでしょ?
「1リットルのビールを売るといっても、泡と液体をあわせて
1リットルではないか。ビール1リットルとは、金色の部分が
1リットルであるべきだ。」と国がビール会社を訴えました。
これは、国の担当官がたまたま大酒のみだったからではなくて、
戦時中の価格統制令に違反すると考えられたから。
で、昭和17年にでた、この事件の判決が面白い。
「生ビールには、普通の状態でもともと泡があることは当然だから、
ビアホールでビールを販売する場合には、泡つきの状態で考えるのが
妥当であると考える。」
「日本でビアホールができて以来、生ビールを泡つきで売るのが商慣行と
なっており、それ以外の販売方法をしている例はない」
「生ビールは炭酸ガスを含有するから快適なのであって、泡を
含まないビールを考えることができない・・・客も泡の消える
前に飲むというのが取引の実情である」
よって、ビアホールは無罪。ちゃんちゃん。
ちなみに、泡裁判には別バージョンもあって、これも戦前に、
同じ内容について客とビアホールが争ったんだけど、
ビアホールがビールにおける泡の大切さを訴えること
丸3年。やはり、ビール会社が勝ちました。
それにしても、戦前の裁判ってのどかな判決が多いなぁ。
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とにかく、よく飲んだ一日でした。
Mさん、みなさん。本当にありがとうございました。