、まとめ
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こあらの見た風景(要はブログ)
スタートしました。
いきなりですが、まずは、著作権法第2条第9号の5(イ)をどうぞ。
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公衆の用に供されている電気通信回線に接続している自動公衆送信装置(公衆の用に供する電気通信回線に接続することにより、その記録媒体のうち自動公衆送信の用に供する部分(以下この号において「公衆送信用記録媒体」という。)に記録され、又は当該装置に入力される情報を自動公衆送信する機能を有する装置をいう。以下同じ。)の公衆送信用記録媒体に情報を記録し、情報が記録された記録媒体を当該自動公衆送信装置の公衆送信用記録媒体として加え、若しくは情報が記録された記録媒体を当該自動公衆送信装置の公衆送信用記録媒体に変換し、又は当該自動公衆送信装置に情報を入力すること。
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何の事かわかります?日本語だけを使って、正確に表現しようとするとこうなるんでしょう。ネットワーク用語を無理やり日本語にすること自体に無理があるという議論もあるだろうけど、この「作品」にはお疲れ様といいたい。これはつまり、「エンピツの日記を書いて登録のボタンを押すこと」と同じ。
僕は会社の文書業務の担当である。普通の人には、これだけでは何をしているかさっぱりわかってもらえない、悲しい仕事である。文書業務とは、「社員へのおしらせ」を作成するのが目的なのではなく、会社規則や法定文書など、会社の公式文書を扱うのが仕事である。うちの会社にとっては、法律はもともとこの仕事に必要な範囲でしか必要なかった。ちなみに、大きな会社になると、「文書担当」「法務担当」と部署が完全に分かれているところもあるくらいだ。
そんなわけで、僕の仕事も言葉を使う仕事である。役員の退職金を支払うのは「功労に報いる」ためなのか、「労に報いるため」なのかで、課長や先輩たちと議論ができるような部署である。
だから、他の会社のこう言った文書を見る機会があると、「これをこんな風に表現するんだ」と、細かいところに非常に感動してしまうこともある。たぶん、同じ仕事をしている人にしか共有できない感動なんだろうな。