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≫2005年11月10日(木)≫#8 |
どんな感じがいい? うーん 太陽っぽいの… ふたりでタトゥのサロンに行った。 膨大な量のサンプルファイルをペラペラめくりながら 彼の太陽を探した。 うーん あ!これは? あたしなりに彼の思い描いてるイメージを想像して 絶対これ!っていう太陽を見つけて、彼に見せる。 あー!!なんだ、それいいなぁ しばらくその絵を見つめてから 彼があたしを見る。 うーん、これいいよ!これ。これだよね? うん、これだよ あああ、こういうとこがいいんだ。 「いい!」って思うものが一緒のとこがいいんだ。 なのに なんで? 来年のお誕生日の日に施術の予約を入れた。 こんなとこにオトコとオンナで来たから きっと彫り師のおねぇさんは 「彼氏についてきた彼女」 だと思っただろうなぁ そう思っといて。 あー、どんだけ痛いのかなぁ ちょっとしんぱーい お母さんについてきてもらったら?? あはは さぁて お台場いこ いこいこ お台場まで一時間 こんなときの一時間はたった10分にも感じる あっという間 楽しい時間は。 ゆりかもめを降りて 海浜公園をブラブラ歩く あああ すごい夕焼けキレイ 自由の女神…意外とちっちゃいねぇ 俺のほうがデカイな。 うん 勝ったね あとで観覧車乗ろうね うん 観覧車で夜景なんて… 正しくは彼女と乗るもんだ。 歩きすぎて 新品のブーツの足が痛い やっぱりなぁ 痛くなると思った だってこれ 今日履いてきたかったのよ。 カッコいいって 褒めてくれたあなたが悪いのよ。 観覧車 乗る前に記念写真を撮られた(強制的) 観光地によくある 乗る人全員の分を撮って、 あとでほしい人だけ買うってやつだ。 初めてふたりで写真を撮った。(撮られた) まぁ 買うつもりはないけどね。 夜景のきれいなとこがいい、といって お台場につれてきてもらったのだから 夜景を堪能しなくちゃ。 観覧車から見る夜景 きれいだろうね。 ピンクのゴンドラに乗って 窓にしがみつく。 あー、レインボーブリッジが見えないじゃん! ほんとだ…ざぁんねん 遠ざかっていく地上を見ていたら、 何故だかあたしは急に恐くなった。 あ、どうしよう。高い。 なんでコレこんなガタガタ揺れんの? 落ちるかも?(落ちません) 恐い!!! このゴンドラの下って何もないの?(当たり前) うそ、うそ!落ちたらどうなるの?恐い! あたし高所恐怖症だったのか! 知らなかった…知らなかったよ!!! あたしは座席に座っていられなくて床に座り込んでしまう。 どうしよう…恐い え?マジで?! 揺れるのが恐い…。 大丈夫だって、落ちたら一瞬で死ぬから(笑) やめて そんなこといわないで 恐くないよぉ お願い手つないで あたしは半ば無理矢理手をつないでもらった 作戦じゃないってば ほんとに恐いんだもの! それの証拠に 初めて手つないだのに 全然嬉しくない! 彼の様子は変わんない 彼の左手をぎゅっと握ってガクガクしてるあたしを 特に心配するようすもなく、窓の外を見て うあーすげぇ!あのビルがきれいだよ? ばっかり言ってる なんか シカトされてるみたいな気分になった もっと優しくしてくれたっていいじゃん! バカ! はぁ… わかったよ… こんな恐い思いしたうえに 「やっぱりなぁ」とわかってしまったあたしって ほんっとバカでかわいそう。 夜景も堪能できず 打ちひしがれる…。 16分の恐怖の時間が終わり、あたしは彼の手を離す 乗る前に撮った写真ができてた。 あたしはなんか前髪が変でブッサイクだった。 ふたりの間には ビミョウに距離が空いてた。 写真って真実が写るなぁ。 こんなのいらん。 まだガクガクしてる膝を押さえ 観覧車降り場の階段を途中まで降りたところで やっぱ、写真買ってくる、せっかくだし と彼が戻っていった。 え あんなのいるんだ かなり意外。 あんま余計なことにお金使わないひとなのにね。 その写真見るたびに あたしが無理矢理手つないだこと思い出すのかなぁ ヤダヤダ。そこんとこだけは忘れて。 次!あれ乗ろう ? 見ると、観覧車から見えた 地上何百メートルから垂直に落っこちる系の絶叫マシン 無理 うっそぉ?!乗ろうよぉ 殺す気?ひとりで乗って ひとりじゃ俺だって恐いよ あたしが隣にいると恐さが10倍になるよ?! 無理? 絶対無理 発作起こす ははは、じゃあまた今度ねぇ …「今度」なんてねぇよ!バカタレ! あああ、すっごい楽しかった 楽しかったね 観覧車以外は もう9時かぁ 帰ろっか うん 今日も変わらない ふたりの距離 縮まってほしいなんて 考えちゃいけない 足が痛い ツライ 苦しい そういえば昨日くれたメールに 代官山行きたいって言ってたよね 次は代官山行こうねぇ☆ って書いてあった。 なんか このひとの言うことは 言葉どおりにとっちゃいけない気がしてきた。 鍵つきノートだってそう。 結局 渡してないけれど 何も言ってこない。 あなたのいうことは どれくらいの気持ちが入ってる? もしかして全然入ってない? そんなことも気づき始めた #8。 |
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