chipperの日記

2025年02月13日(木) 隣の部屋ってのが良いな


今日は「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」を見に映画館へ。

割引券があったので、何を見ようかな〜と大分悩みましたが、
子供が帰ってくるまでの時間で見られるものが限られており、
その中で見たいなと思った映画がこれでした。
コメディとかアクションじゃなくて、じっくりと考える系のが良かったので。

末期がんに罹っているかつての親友に、
安楽死を実行するその時まで隣の部屋で暮らして欲しいと
頼まれた主人公が様々なことを葛藤しつつも、その頼みを承諾し、
そこから始まる二人の共同生活が描かれています。

ティルダ・スウィントン演じるマーサはかつでは戦場を駆け回る
ジャーナリストでしたが、シングルマザーとして育てた一人娘との
仲は最悪で、最期の瞬間に寄り添うことはありませんでした。
人生を逞しく生きてきたマーサでも死ぬ時は誰かにいて欲しいものなんだな…

どんなに充実した人生、自分の思い描いたような人生を歩んでいても、
死からは逃れられないし、いざ、死が目前に迫ってきた時、
自分ならどういう心境になるだろう。心持ちでいられるだろう。
映画を見ている間も見終わった後もずっと考えてしまいました。

まさに今、自分が見たいと思っていたのにぴったりの良質な映画でした。


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