chipperの日記

2021年02月06日(土) ついに…


ギレルモ・デル・トロ「永遠の夜」を読み終わりました。

「沈黙のエクリプス」「暗黒のメルトダウン」に続く、
ストレインシリーズ三部作の最後を飾る作品です。
マスターによって、支配されてしまった新しい世界での
イーフたち抵抗軍の戦いの様子が描かれています。

どういう結末を迎えるのかネタバレは避けるとして、
とても振り幅が広い展開続きで、ついていくのがやっとでした。

マスターを運んだ飛行機が空港に到着した辺りでは、
ちょっとホラーなパンデミック小説の雰囲気がありましたが、
吸血鬼が街を襲い、ついには世界を支配し、人間を家畜として扱い、
新しい世界を構築する様はディストピア小説でもあります。

更に、そこに天使の存在も出てきて、
一体どうなっちゃうんだ?と思ったりもしましたが、
最後は割とあっさり気味で終わりました。
結局、イーフは何故「ルーメン」が読めたのかしら?

若干、疑問も残りますが、上下巻の三部作、
計六冊分の本を堪能できて良かったです。


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