今日は「藤田嗣治展」を見に東京都美術館へ。
藤田嗣治と言えば、おかっぱ頭にチョビ髭、金色のピアスといった ビジュアルイメージが先行して、独特のセンスをもった画家だと 展示を見る前は思っていましたが、良い意味で裏切られました。
今年は没後50年を記念した大回顧展ということで、 学生時代の卒業制作から晩年の作品まで 多種多様な120点以上の作品が展示されていて、 作品の変遷を目の当たりにすることが出来ます。
画家としての独自性を得るまでの彼の苦悩や工夫を感じることが出来たし、 戦時中に描いた作戦記録画のような作品もあることを初めて知りました。 裸婦や猫といった彼のイメージからはかけ離れている分、 余計に心に強い衝撃を受けました。圧巻でした。
最初から独特だったわけではなく、色んな場所へ行き、 色んなものや人に出会って、触れて、いくつもの戦争を体験し、 そうしているうちに習得したものなのだと思います。 色んな藤田作品を見られて良かったです。
しりあがり寿が書き下ろした絵のグッズがどれも良くて、 クリアファイルをはじめ、缶バッジ、人形…つい買い過ぎました。
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