最近、また陰陽師を読み返しています。 夢枕獏さんの小説と岡野玲子さんの漫画が実家にあるので、 まず、小説を読んで、それから漫画で同じ話を読んで、 と、読み比べしてます。おかげで、なかなか進まないけど。
当時は、小説が先で後から漫画化され、漫画が先に完結したので、 途中からオリジナル要素がかなり強くなっていきましたが、 連載当初はかなり原作に忠実だなと思いました。 勿論、細かいところは違っていたりするけど。
「蟇」という話は、原作は応天門に出るあやかしが、その昔、 庭にいた蟇蛙を殺して、呪いから死んでしまった子供の霊というオチだけど、 漫画では伴善男と源信の権力争いから応天門が燃えた 史実寄りの話になっていて、かなり読み応えがありました。
文庫本の一冊目「陰陽師」に収録されている話は、 漫画の1〜4巻辺りで、全て漫画になっているので、 両方を読み比べしてみるのも面白いと思います。 何か再発見することがきっとあるはず。
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