今日は特別展「雪村 -奇想の誕生-」を見に東京藝術大学へ。 本当は先月見に行こうと前売り券を買ってたのですが、 予定が入ったりで延びに延びで会期ギリギリに;
雪村(せっそん)という画僧は今回初めて知ったのですが、 生没年不詳だったり、あまり文献に記録が残っていないようです。 だけども、尾形光琳を始め、後世の画家に様々な影響を与えていて、 雪村の絵を模写していたり、波や風の描き方などが似ていたり。
確かに雪村の絵ってとても独特で魅力的なんですね。 「呂洞賓図」は目に見えないはずの風が確かに描かれています。 人物の表情もユーモラスだし、まるで漫画のキャラクターのよう。 だけど、ちゃんと水墨画として成立している。
こんなの有り!?って気もするけど、この自由さが雪村なのかも。 ほとんど空想で描いたものばかりなのに、とてもリアルだし、 それと同時に現実のものではない幻想的な感じも併せ持つ 本当、不思議な魅力に溢れた作品ばかりでした。
個人的に「龍虎図屏風」「花鳥図屏風」「鷹山水図屏風」が良かったです。 時を忘れて、屏風を遠くからぼんやり見たり、近くでじーっと見たりしてました。
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