あしあと。

2005年05月18日(水) 口蓋裂


みなさんは題名にある言葉を知ってますでしょうか?
知らない方がほとんどだと思いますが、これは500〜700人に1人の確立で起きる、いわゆる上顎が不完全形成の状態で生まれてくる子供たちの事を指します。
実は自分もそうなんですが、今まで26年間生きてきて、今になってようやく口蓋裂について書いてあるサイトを見ました。
今まではそんなん見たくもないと思ってて逃げていたんですが、今日始めて見ました。
自分なりに言うと、この病気の一番の難点は、生まれてからずっと一生ハンデを背負ってしまう事。詳しくは検索などして調べてもらえればわかるんですが、成人するまでは身体の成長に合わせて何回も入院して形成手術が必要だったり、かなり精神的にキツイもんです。
特にしんどいのが言葉の発音で、息を抜く言葉(サ行)が上手く言いにくいんです。
これは今でこそ全く気にしてないですし発声練習のかいあってまぁまぁ普通には話せるようにはなりましたけど、昔はめっちゃ嫌でした・・・。
例えば「シャツ」が「ヒャツ」に聞こえたりとかで、相手に「え?」って何回も聞き返されるのがすごい嫌でストレスになって、小中時代は人生やり直したいとか何回も思ってました。
それに、そのハンデのせいで話すのが嫌になったり自分にも自信がもてなかったり、色々とマイナス思考ばかりしてました。

そういう考えが変わったのは大学生になってマクドでトレーナーになってからかな?
新人を一人前に指導するのが役割で、そのためにはコミュニケーションも要るし、必然と色んな会話も必要になるわけで。
で、自分の発音しにくい言葉は極力丁寧に発音してわかりやすく教えていこうと頑張ってるのが自然と言語発声の矯正に繋がってたみたいで、今現在に至ると。
今では「え?」って何回言われても「こらっ、人の話はちゃんと聞こうとせなアカンやろ〜」って普通に切り返せますしね(笑)
それにPCインストラクターと言う人に話して教えないとダメな仕事もしてますし、話したくないと思ってた昔の自分からは全く正反対の職業を選んでます。

えと、長々と書いたのは、今日そのサイトを見てそんなに高い確率で同じような人がいるとは思わなくて、なのでもしこれ見てる人やその周りで同じような病気を持ってる方がいたら、今までの自分の経験を話したり、精神的な支えや相談相手にもなれたらと思ったからです。

しばらく題名は上のままでいきますので、もしいらっしゃいましたら気軽にメールください。
特に小〜高校生くらいの時期は家族や親友にもその事をいえなくて悩んでたりするものなので、なんとか出来たらと思ってます。 

ぁ、他の日には変な日記ばかり書いてますが気にせんといて下さい(笑)
ほいでは、また次回からは普通にアホな日記書いていきます☆


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