Index/Past/Will
眠れない夜を過ごすこと数時間 空も白々と明けてきたころにふと携帯を手にとると 一通のメール着信 送信元は久しぶりの遠方の双子 時間を見れば着信は数時間前 音を切っていたので気付いてなかった
心の奥深くに封印していた記憶が甦る
吐き出したい言葉を飲み込んで 泣くことさえもできなかった
あの時の私と同じだ
彼女の気持ちが手に取るようにわかってしまう すぐに返事を返せなかったことを悔やんでも 仕方のないことなんだけれど 今となっては何を伝えればいいのかもわからなくて
近くに居ればすぐにでも飛んで行くのに それはきっと貴女も同じ?
お願いだから自暴自棄にならないでね どんなことでも必ず時間が解決してくれる それは私が実証済み
気持ちがわかりすぎるってことは 幸せなこと? それとも罪なこと?
それはきっと・・・
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