Index/Past/Will
私の中に 幾通りもの私がいて 本当の私がどれかだなんて 自分でもわからなくなってしまう
でも そうでもしなきゃ 自分を保つことができなくなっている
自分で自分を痛めつけて これでもかってほどズタズタに叩きのめす
それができるのは 別の自分がいるから
いくら叩きのめしても 別の自分がフォローしてくれる 別の私が助けてくれる
それで うまくバランスが取れてると思うのは 間違っているんだろうか
別の私は ほとんど自分の意志を持たずに ただ ひたすら相手に合わせるだけの存在 求めることもしないから 相手に期待することもない 期待することもないから 落胆することもない だから 涙なんて流すこともない いつだって笑っていられる 些細な出来事にだって 感謝できる
『ありがとう』
その言葉を聞くためになら なんだってできる
求められること そのことに 自分の存在を感じられるから
いっそのこと 『自分』 なんてものを全部捨ててしまえれば もっともっと 楽になれるんだろうか
もう 涙なんて 流したくないから
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