新主治医のところへ、夫とふたりで行ってきた。
先日、娘が重めの低血糖発作でけいれんを起こした翌日のこと。例えば今回のように、低血糖だが嘔吐して、口から糖分が取れない夜間の緊急時、どこかブドウ糖点滴をしてくれる病院を紹介してくれないか、と電話して尋ねてみたのだ。
新主治医は電話口には出ず、受付嬢が伝言を伝えてくれた。直接話したいから、親だけでも診察にくるように、と。
知りたかったことを教えてもらえず、カーサンはがっかり。仕方なく、自分で近所の小児科を発掘しよう、と近くの小児科を受診した。安心が欲しいのだ。
で、改めて今日、新主治医のところへお話拝聴しに行ったところ。
開口一番「何故うちに連れてこずに、近所の医者に行ったのか」と感情を害した口調で言われた。
むかーっ。カーサン運転できないのだ、頭痛腹痛を訴える娘を連れて、地下鉄バス乗り継いでここまで来いってか。近くの小児科に行くことを責められるなんて。頭に血が上った。
そして「まず、低血糖を起こさないようにするのが大事」と続けた。
むかーっ。ちゃぶ台だったらひっくり返してる。んなこたあ、わーってるわい。それでも起きてしまうのが低血糖なんじゃワレー。←ガラ悪
無口になって机を見つめるカーサンに代わって、夫があれこれ話をつないだ。さすが営業。
今まで使っていた注射針よりも、太いものしか出せないというのも引っ掛かっていた。それについては「(娘の持病の治療というのは)採算割れなの。出来る範囲でやってるから、我慢して使ってみて。他の患者さんも、みんな我慢してもらってる」。
確かに採算割れするということは知ってる。しかしそれを前面に出して患者に負担を強いる、その姿勢はどうなんじゃ。
旧主治医も、測定チップを出してもらうのに苦労した。でもそれは、旧主治医の「なるべく測らずに体感を鍛える」というポリシーに基づいていたから、まだ納得できたのだ。・・・確かにまあ医療でも、お金のことは大事だからね。だけどさあ。 ※新主治医の待合室にはでっかいガンプラが展示してある。そんなもん買えるような彼の給料減らして、細い針買おうとは思わんのかね。とカーサンはひねくれてしまったよ。
むかむかしながら拝聴を終え、しかし発作時の処置については有効なものを教えてもらった。
病院をあとにして考える。患者自身で管理できるようにする、という基本方針はクリアしているし、有効な処置についても教えてもらった。
・・・電話で相談しておきながら、他の医者にかかるというのは、やはり無礼なことだったのだろうか。 ※たまたま近所の小児科と新主治医は知り合いで、速攻連絡が行ったらしい。それがまずかったのだろうか。「うちでちゃんと診るから」っていう、新主治医の責任感を踏みにじってしまったのかもしれないしなあ(なんて、あとからは思えるんだよ、その時は頭がカーッとなってるので無理)。
医者も人間だもんな。ずいぶん感情的な面を見せられたけど、懐にもぐりこめば親身にしてくれるのかもしれないな。
などと反省を込めて夫につぶやいたら「無理しなさんな」と笑われた。ば、ばれてる・・・。
あとね、新主治医のところ、看護婦さんが面白いんだ。新主治医の指示を無視したりするの。その無視の仕方が、患者から見れば適切でね。
新主治医からは得られなかった「共感」の部分を、看護婦さんがしてくれるんだよなあ。カウンセリング的役割を果たしている感じ。
感情的に患者に接する新主治医を、冷静に眺めている感じの看護婦さんたち。なんか面白い。←面白がっているバヤイか
とにかく世話になるしかないのだし、なにも仲良しになる必要はないのだ。好きか嫌いかと言ったら嫌いだけど、グレーぐらいにしといてやらあ←エラソー。
はっ。こういう横柄なカーサンの腹黒い気持ちが、しっかり態度に表れてますます悪循環を呼んでいるのかしら。
謙虚になるのって、ほんとに難しい。カーサンの永遠の課題。
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