言葉的遊戯
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またしても最近、読書にハマっています。 それも片山恭一さんの本を読みつづけています。今読んでいるのは「満月の夜、モディ・ディックが」って本です。 しかし、これを読んでいて思うのが、ものすごく村上春樹チックな香りがするってこと・・・。 文章の雰囲気といいますか、出てくるキャストの役割とかね・・・。 きっと、何かに引かれているんでしょうけれどね、それが何?って聞かれるとイマイチわからないですね。
読書を始めてしまうと、もうどうにもこうにも止められなくなってしまいます。 家に帰るのが26時になろうが、読書しようとしますし、移動中でもちょっと時間が空けば読書しようと思います。 頭の中がものすごく都合よく出来ていて、読んでいく文章が見事なくらいに映像化されて、 読んでいるところまでで、きちんと一次停止されているんですね。 だから、いきなり途中から読み始めても、ちゃんと話はつながるし、理解もできるし、熟考できるわけ。 これってみんなも同じなのかな?本を読むときってどうしてます???僕はいつも映像化されてます。 だから、勝手に主人公やらいろんなキャストの顔を頭の中でイメージして描かれているし、 読めば読むだけ、映像化されたファイルは頭の中にディスク保存されるみたいな感じになります。 もちろん、そこに音も入ります。読んでいるときに、B.G.M的に流れている音楽はその物語をよみがえらせる音として保存されるのです。 ですから、勝手に「この曲は、あの話のテーマだ」とか決められちゃうんだよね。 僕の頭の中にはいくつもの勝手に作られた小説(それも映像化された)がインプットされているわけですね。 僕の頭の中をこじ開ければ、きっとものすごい作品が眠っているかもね??? たしか、村上春樹さんが脳みその中でデータをここのキーワードで転換して、それを運ぶ「データの運び屋」みたいな話があったけど、 そんな感じの人になれるかしら?なんてバカなことさえ考えてます。
人が物事を記憶したりするって言うのはいくつかのパターンがあるみたいです。 というのも、物事を記憶するときに、「点」でしか記憶できない人って言うのは基本的にその「点」だけでいうと、 かなり正確に記憶されていることになるんだろうけど、他の「点」とのつながりが薄く、 ポイントでの記憶という形にしかならない、ということ。 逆に僕なんかもそうだけど、「線」で記憶する人というのは、ひとつひとつの「点」に関する記憶というのは薄めだが、 それをつなぎ合わせる「線」はしっかりとしているので、「点」を把握できていなくても、「線」で大筋を把握できる、ということ。 僕は思いっきり後者で、こういう人って基本的に思案することが好きであったり、事実事象の大きな流れの把握に関してはかなり長けているそうだ。 でもね、ピンポイントでの記憶は曖昧だから、局所的に突っ込まれるとダメみたいなんだけどね・・・(えへ)。
僕にとっての読書は「線」をたくさん生み出すことで、そのたくさん生まれた「線」を勝手に結び付けたりかして、 自分の中で固有のストーリーを組んでみたりするということなのであります。 それがいつしか、全くの新しい個人特有のイメージとして、具現化できれば「コトバあそび」の完成形になるんですけどね・・・。 まあそれまでは、日記を書きつづけることで文章と戯れていることにします。 なかなか文章をつなげて、意味あるものに仕上げるというのは難しいものです。 この日記みたいにコラム的に書く程度なら、何とかなりますけどね・・・。 (とはいえ、この日記は「エンピツ」界においてもかなり長々した日記でしょうけどね・・・)
どっぷりと読書には待っているせいもあり、実は昨日から読み始めている小説は今日読み終えてしまいました。 今夜は家に帰って、もう1冊買ってある片山恭一さんの本を読むことになりそうです。 でもね、読書している間は脳みそが活性化されているようで、僕自身はものすごく好きな時間です。 それもわざわざ営業車に持ちこんで、空き時間を少しでも見つけたら、その時間を読書に当てる、というのも素敵。 自分自身の間合いをまだきちんと持ててるね!って自分に激励したくなりますもの・・・。
読書の秋と言いますが、僕にとっては季節は関係ないようです・・・。 でもね、読む本のジャンルって結構偏っているような気がする。 どちらかといえば、20代の若者がどちらかといえば、結構重めの人生の悩みを抱えている、またはパートナーがそれを抱えている、 そんなタイプの作品が多いですね。僕が読む作家さんの作風が結構そういう方向性なのかもしれないけどね・・・。 そんな僕がたまに読んで笑いたくなる本があります。 村上龍さんの「69 sixty-nine」はかなり笑えます。僕は何回読んだかわからないくらい読んだね。 笑える中にもきちんと読ませる部分もあるし、考えさせられる部分もあるんだものね、すごいもんだよね・・・。
★昔の僕はこんな日々を送っておりました!★
2003年04月13日(日) 今シーズン初始動!
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