言葉的遊戯
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うちの事務所には庶務さんが一人います。誰よりも事務所に在籍している期間が長く、 いったいこの人はいつからここにいて、いつまでここにいるんだろう?っていうくらいにいて、 ある意味では、「お局様」って感じですね。もう年のころでは4回目の10歳を迎えた後のようで(怖くて誰も聞けない)、 なぜかしらないけど、「でちゅ!」とかいう赤ちゃん言葉を使う。 まあ、使う人によっては、このコトバも可愛らしく、「おなかがへったでちゅ〜」なんていうと、 「僕をたべてくだちゃい〜」なんてアホなこともいえますが、 うちのお局様がいうと、「・・・・・・」って感じになります。ってか誰も相手しないし、そんなもん。 まあ、そんな感じに営業スタッフとお局様の間には気持ちいいくらいの溝が出来ており、 そんな中でうちの上司(所長)@42歳(未婚・独身・ヅラ)だけは「おれは、尊敬しているよ〜」っていって、なぜかお局様を重宝している。 なぜ?なんて思うんだけどね、いっそのこと一緒になればいいねん!とか無責任なこといったりするんだけどね。 事務所のメンバーで飲みに行くときも絶対にお局は来ないし、毎日朝9時にきて、17時45分にはちゃんと帰る。 服装が思いっきり地味で、実年齢よりも相当高く見えてしまう。なんつったって、あだ名は「おばちゃん」ですからね。
そんな「おばちゃん」が、このところ、ホットなのです。 うちの事務所に新人の営業の吉田君ってのと、見習の宮本君ってのがいるんだけど、 おばちゃんはこの二人がめっちゃお気に入りのようで・・・。 僕等に話しかける時と比べて、この二人と話すときのおばちゃんは全然違う。 「私ね〜、この前さぁ〜、洗面所でコンタクトレンズ落としちゃって〜」とかいってるんです。 はっきりいって、中学生レベルの会話です、そんなもん。それも若手はそれになんて答えたらいいのか分からない状態で、 伏目がちに、おばちゃんのペースに巻き込まれないようにしているのです。 でもね、おばちゃんのそのときの声ときたら、めっちゃ甘い声をしていて、いつもじゃ絶対に聞かない声なのね。 それで、「吉田ちゃ〜ん♪」とかいっちゃったりして、めっちゃ甘い声でね。 僕等からすれば、「おい、吉田、おまえがおばちゃんのフィニッシュを飾ってやれ!」って感じだけど、 吉田君本人からすれば、余計なお世話ですよって感じなわけ。 そんなおばちゃんを見て、僕が小声で歌った歌が、岡村孝子さんの「あなたの〜夢を〜諦めないでぇ〜」ってやつですわ。 これが結構事務所内でウケましてね、おばちゃんが若手に話しかけるたびに僕等は小声で歌っているわけです。
★昔の僕はこんな日々を送っておりました!★
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