言葉的遊戯 DiaryINDEX|past|will
ええっと、今日は何気に思い出したお話を・・・。 まあ、おかげで僕らが上級生になったころに、僕らの所業を知ってか知らずか、それを阻止するようなフェンスが出来た。 キャプテンクックには向かって正面に、フードゾーンがあり、自由に食べ物を取って、それを会計するって言う仕組みになっていた。 逆にフードゾーンのちょうど対面には、アイスクリームとかソフトクリームとかを購入できるゾーンが形成されていた。 僕らは授業にも出ずにそこにいたので、結構そこのおばちゃんたちと仲良しになったのだが、 (僕らの所業を知っていれば、仲良くしてくれなかったのかもしれないけどね) そこに新しいおばちゃんが登場したのだ。 「どこの国の人?」っていわんばかりのそのおばちゃんは、テレビで見たモンゴルのおばちゃんに似ているという理由で、 モンゴリアンって呼ばれていたのだ。 このおばちゃん、何をするにもどんくさい。 本当にどんくさく、よくこけたりもしていた。 でもそんなしぐさが僕らにとってはなかなか愛らしく、結構好評だったのだ。 そんなおばちゃんがデザートを買えるゾーンにはじめて登場した日のことだった・・・。 「なぁ〜、ソフトクリーム、食べてぇやぁ〜」 おばちゃんのその一言に僕らは凍りついた。 おばちゃんと楽しく話しをするのは全然いいのだけどね、どんくさいおばちゃんがよりによって、 ソフトクリームを巻くわけでしょ?、そんなのあり?って感じじゃない・・・。 「えええ・・・???」 僕らは返答に困った。 そして僕はその瞬間に、ものすごくせこい手段に出たのだ。 僕らの中には「ムラニシ(本名ではない)」と呼ばれる、アラレちゃんのマシリト博士によく似た奴がいて、 こいつが常々、「おれ、モンゴリアンとなら、寝れる」って豪語していたのを思い出していたのだ。 「おばちゃん、ムラニシが食べるって・・・」 凍る表情のムラニシ、怒りを込めた表情をオレに向けるムラニシ、そして満面の笑みのモンゴリアン。 私産まれてから初めてのマキマキやねぇ〜ん♪ モンゴリアンは嬉しそうにコーンの上にクリームを巻き始めたのだが、その直後僕らは氷のようになっちゃった・・・。 でも、やさしいムラニシは、この日から数日間、ソフトクリームを食べつづけたらしい。 モンゴリアンも、ムラニシも、今はどうしているんだろうか??? (ムラニシはここ数年行方不明である・・・)
★昔の僕はこんな日々を送っておりました!★ |