言葉的遊戯
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2003年04月16日(水) モンゴリアン

ええっと、今日は何気に思い出したお話を・・・。
僕が学生をしていたころ、うちの学校は1,2年生と3,4年生とで通う校舎が全然違うところにあって、
思いっきり田舎に存在していた1,2年のときに通った校舎に有るカフェテリアにいたおばちゃんを思い出したのだ。

キャプテンクックという、そのカフェテリアは全席禁煙だったのだが、
僕らはいつも窓際の席に座り、10人くらいでたむろして、思いっきり煙草を吸っていた。
まあ、僕を除いてね(僕、吸わないからね)。
まあ、そんなことしていた僕らであるが、かなりこのカフェテリアが好きだった。
なんで?っていわれても、まあ今や時効になっている、と言うことを考慮していってみるのだが、






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まあ、おかげで僕らが上級生になったころに、僕らの所業を知ってか知らずか、それを阻止するようなフェンスが出来た。

キャプテンクックには向かって正面に、フードゾーンがあり、自由に食べ物を取って、それを会計するって言う仕組みになっていた。
逆にフードゾーンのちょうど対面には、アイスクリームとかソフトクリームとかを購入できるゾーンが形成されていた。
僕らは授業にも出ずにそこにいたので、結構そこのおばちゃんたちと仲良しになったのだが、
(僕らの所業を知っていれば、仲良くしてくれなかったのかもしれないけどね)
そこに新しいおばちゃんが登場したのだ。

「どこの国の人?」っていわんばかりのそのおばちゃんは、テレビで見たモンゴルのおばちゃんに似ているという理由で、
モンゴリアンって呼ばれていたのだ。
このおばちゃん、何をするにもどんくさい。
本当にどんくさく、よくこけたりもしていた。
でもそんなしぐさが僕らにとってはなかなか愛らしく、結構好評だったのだ。
そんなおばちゃんがデザートを買えるゾーンにはじめて登場した日のことだった・・・。

「なぁ〜、ソフトクリーム、食べてぇやぁ〜」

おばちゃんのその一言に僕らは凍りついた。
おばちゃんと楽しく話しをするのは全然いいのだけどね、どんくさいおばちゃんがよりによって、
ソフトクリームを巻くわけでしょ?、そんなのあり?って感じじゃない・・・。

「えええ・・・???」

僕らは返答に困った。
そして僕はその瞬間に、ものすごくせこい手段に出たのだ。
僕らの中には「ムラニシ(本名ではない)」と呼ばれる、アラレちゃんのマシリト博士によく似た奴がいて、
こいつが常々、「おれ、モンゴリアンとなら、寝れる」って豪語していたのを思い出していたのだ。

「おばちゃん、ムラニシが食べるって・・・」

凍る表情のムラニシ、怒りを込めた表情をオレに向けるムラニシ、そして満面の笑みのモンゴリアン。

私産まれてから初めてのマキマキやねぇ〜ん♪

モンゴリアンは嬉しそうにコーンの上にクリームを巻き始めたのだが、その直後僕らは氷のようになっちゃった・・・。





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でも、やさしいムラニシは、この日から数日間、ソフトクリームを食べつづけたらしい。
モンゴリアンも、ムラニシも、今はどうしているんだろうか???
(ムラニシはここ数年行方不明である・・・)



★昔の僕はこんな日々を送っておりました!★



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