金糸雀...無法地帯 DiaryINDEX|past|will
スパイキッズ見てきましたっ!!! アニメのワンカットの奴なんですけどねっ、ねっ!(何) 大学で噂を聞きつけて肩叩いてる奴と、囚人服でにやりと笑ってる奴ーっ!!! それと、あーやんのもv できれば二つ並べてアヤケンを主張したいができず。(ちっ)(そりゃな) あー、もう待受け画面直視できん。(阿呆ー) 夢を書きたいので、エラーで消えないうちに日記だけ。(苦笑) 現在3:20。(爆 何故かいつも以上に力を込めてしまいました。 力とともに勿論愛もっ!(がっつ) ではでは、 最初は啓介さんとなる筈が、ありきたりーなものになってしまいそう…というか、 「おにいちゃん」より「男」の啓介さんを書くのが難しいと思ったからやめました(爆) や、ホントに!(笑) それでいつながらのケンケンにー!(ひゃはー) 待ちうけがケンケン(グリーエン)、そして映画でも爽やか声に一人称が「僕」の吹き替え智一さん声を聞いたので…思わず、ねっ!ねっ!(だから…/略) ではではではどうぞっ! 設定は、SideBで雪が降ってて…!(わたたっ) - 072.色のない世界 - 「ぅー………」 「はあ…。」 ひやり…、と氷水につけたタオルを額に乗せる。 自分の愛しの少女は熱に昨晩からうなされっぱなしだ。 [ 昨日はあれから1時間もずっといるとは思わなかったんだよ。 ] 自分の仲間の一人、アヤに向けて一言。 弁解というか呆れというか…複雑な気持ちで言葉にした。 昨日は雪が降った。 そろそろクリスマスも近い、冬真っ盛りを迎えようとしている。 『雪だ、雪雪見てみてっ!』 住居屋上に出ると、そう半ば叫んで力の限りはしゃいでいた彼女。 それから、小1時間くらいでうっすらと積もる。 『おーい、滑って転んで尻餅つくなよー?』 きししっとからかうように笑った自分。 昨日の記憶を徐々に掘り返していきたどりつく、 それからの彼女の行動の末路。 「まっさか薄っぺらい雪の上に寝転がったまま眠っちまうとは思わねぇだろ、フツー。」 肩を落とし、「いくら俺だってやらねぇ」と心中思いながら一つ小さく洩らす。 当の彼女はといえば、自分たちのベッドでうなされ続けている。 熱は少し下がったとはいえ、まだ気は抜けない。 できれば自分が引き受けてしまいたい。 苦しみからとっとと解放してやりたい。 そんな気持ちでいっぱいなのに。 そう上手くいかない。 付きっ切りの看病をしていても風邪菌は彼女から離れようとせずである。 (…こんな時、自分の健康体が恨めしいな。) そ、と額に汗でぴたりと張り付いた髪を、指先で目の前から払ってやる。 「ふ………け、ん…」 タオルを退け、再び氷水に浸す。 そんな時に呼ばれた名前。 熱に浮かされながら、いつもの行為の時とは違った声で。 「ん?」 タオルを浸したまま、水面にあった冷えた手で彼女の額に手を当てた。 「まだ下がんねぇな。」 「……けん……?」 薄っすらと瞼を上げる。 焦点の合わない瞳に合わせてやる様にして顔を覗き込んだ。 「俺はここにいるぜ?」 「…へへ…。よかっ、た…」 熱に浮かされたままへらっといつもの笑みを浮かべる。 「ずっと…いて、くれ…た、の?」 「おぅ。」 「……そ、か。」 やっぱり、と呟き小さく微笑む彼女。 意識のない間、自分の手を握っていた彼女自身を…解っているんだろうか。 ふと、疑問が沸いたが無意識なんだろうな、と自己完結する。 それでも嬉しい、と感じてしまう自分の単純さに苦笑を覚えた。 「りんごじゅー…す、飲みたい、な…」 控えめに、申し訳なさそうに、おずおずと頼み事をしてくる。 不謹慎だが、そんな彼女が可愛いと思えて…危うい理性を引き止める。 「わかった、ちゃんと大人しく寝てろよ?」 頬をゆっくりと一撫でして背を向けるケン。 「ぁ…。」 思わず呼び止めそうになる。 [ 行って欲しくない。 ] それは、病気になった時の寂しさだけど。 彼が、視界からなくなったら…色がなくなってしまうから。 泣きそうになって、色のついた世界を探してしまう。 無理矢理にでも躯を起こして。 駆け回って。 きっと彼を見つけるだろう。 「ん?どーした?」 「…………なんでも、ない。きを…つけて。」 にこ、と微笑み見送る。 [ 大丈夫、すぐに…帰ってくるから。 ] 自分に言い聞かせる。 不安だから、 今、…足手まといになってる今だからこそ…。 置いていかれるのが不安でならない。 「解ってるって。じゃ、いってきます!」 無理も何もない笑顔。 それは解ってるはずなのに。 消えない不安。 「わたし…信用、してないのか…なあ。」 ふとなきたくなって…。 近くにあった携帯を弱弱しく手にとる。 以前、隠し撮りともいえるものだけど…それからは自分の宝物になった。 嬉しい時だって見るけれど…。 くじけそうな時、泣きそうな時、寂しい時、 迷惑かけちゃ駄目だ、と思ってそれを見る。 「…だい、じょうぶ…だね。」 柔らかく微笑んで彼女はゆっくりと眠りに意識をゆだねていった。 「ただいまっ、と…。」 そっと帰ってきて一番に見たのは先程よりも熱が下がりつつある安らかに眠る笑顔。 「微熱程度、か。」 額同士をくっつけ、自分の体温と比べる。 「…ん?」 がさ、と頼まれた林檎ジュース、他「食べれそうなもの」が入ったビニール袋をサイドテーブルに置く。 それから目に入った、彼女の手にあるもの。 「………こいつは…」 一瞬恥ずかしさにどうにかなりそうだったが。 ったく、とつけたし。 「絶対に帰ってくる、傍に居る。だから、」 頬にちゅ、と優しく口付け、 「写真なんか、頼るなよ。」 小さな願いは静かに部屋の空気に溶ける。 ふと気が付くと、 しんしんと雪を降らせ続けた雲の合間からは、いつのまにか光が差し込んでいた。 長っ…!!!! いやー、私の場合ケンケン側の健康体なんで、全然このような高熱経験はないんですけどもっ! 願望で、そう願望でっ! 願望といえば(といえばじゃねぇ) ケンケンのおかゆ食べたいなっ!中身は梅干と塩で味付けっ! 林檎ジュースひとっ走りいって、缶詰とかっ…ああ、付きっ切りで看護してもらいた…(もういいから) あー、満足だ。(…) (にしてもやけにテンションが高い)
白兎
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