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| 2005年04月18日(月) | 表紙の話。 |
次のコミティア用の新刊の表紙デザインを、都合三ヶ月くらい試行錯誤していた。
本当は、二月のコミティア用新刊の表紙になるはずだった。しかし、温泉卵と黙黙大根のメンバーの人たちはちょっと向こう見ずな気分で、あれこれ言いながらも結局共謀して、とんでもない冒険に踏み出してしまった。
選んだ紙は、どうしたらコピー本で、あまり切ったり貼ったりせずに、すっきりとデザインができるのか悩む色だった。
とにかくいろいろな色が紙の上で変な色になった。
あらゆる色味を食う色だった。
こうなったら、切り絵とか貼り絵をしたり、いっそアクリル絵の具でも使って一冊ずつ手書きをしなくてはならないかも知れないかと思ったりした。
「温泉卵と黙黙大根」の表紙には、自分で勝手に作ったルールがあって、その中のひとつに、本棚にしまって置きやすい本。というのがある。
切り絵は好きだけど、別の本の表紙や指などがひっかかってしまうのはちょっと避けたい。
貼り絵も好きだけど、あんまりごてごてしていると、やはり本棚にしまうのには向かなくなる。それももちろん避けるべきだった。
途方に暮れてごちゃごちゃ物がある部屋の中を発掘していたら、思いがけないものを見つけた。
早速、考えた。
それをふりかけて、ちょっといろいろやった結果、どうやら相方さんのOKが出た。
ほんのり立体ではあるものの、この程度なら許容範囲だと思う。
ということで、次の表紙はそんな感じで、買った紙も無駄にせずに済みました。
いいのか悪いのかはともかくとして、それは見た人が決めてくれることなので。そんな表紙の新刊を、現在のんびり制作途上。
まだ外見だけ…。
