2009年11月10日(火) |
21年ブリの「MOON WALKER」 |
「This is it」を見まくる日々を続けていますが、 今日は小休止に、右側の「ムーンウォーカー」という映画を見てきました
実はこの映画、もう20年以上も前に公開された映画で、 ワタクシも、今91歳になるおばあちゃんと一緒に、当時横浜に見に行きました。
もうとっくにDVD化もされてますし、 ストーリー的にはツッコミ所満載の短編映画ですので、 「観客はなつ一人かも」、位で見に行ったのですが、 平日にもかかわらず、30人位いたかな 恐るべしThis is it効果です
この映画は、いきなりMichaelのライブ映像から始まります。 「This is it」はリハーサル映像ですが、アレが本番になるとこうなる、というのが分かります
観客の渦 失神する女性たち 全世界の人が狂喜する、すんごいシーンが見られます 日本の観客は異常に静かですから
「Man in the mirror」のライブで感動したあとは、 ミュージックビデオの数々がしばらく続きます
特筆すべきは、「ダーティ・ダイアナ」の
ターンから、のけぞりつま先立ちの一瞬でしょうか すごすぎます 人は鍛えるとこんなことが出来るようになるのですね・笑
映画本編は、子供たちと楽しく暮らすマイケルの元に、悪者が登場し、 マイケルは車やロボットなどに次々とトランスフォームし、 悪者をやっつけてハッピーエンド、という あの頃の彼らしい、ファンタジー満載のものです
が
重要なのはストーリーではなく、 あの「Smooth Criminal」の全編が見られるという所なのです!
マイケルのダンスは、ソロが有名かもしれませんが、 なんと言ってもすごいのは「群舞」です
このムービーの素晴らしいところは、 この狭い空間で、たくさんの小道具を駆使した、凝った内容のダンスに加え、 何台のカメラで撮ったの?と思わせる、素晴らしいカメラワーク
美し過ぎます 今見ても、何度見てもかんどー
この映画は、ストーリーを楽しむものではなく、 Michaelの言わんとしているところを汲み取る、という難しいテーマになっています。 一貫して感じるのは、彼の英雄伝説を確固たるものにしたい、というものでしょうか その先駆けだった気がします
子供の頃からスターになり、グラミー賞などを総ナメにして、 黒人を一切使わなかった雑誌の表紙を次々に飾っていくシーン
そして「Leave me alone」へ 積み上げられていくデマばかりのタブロイド誌、 「お金を何に使おうがほっといてくれ」 「嗅ぎ回られるのはたくさんだ」 これだけ叩かれるのは、僕が黒人だから?と言いたいわけです
そして最後に「Come Together」のライブシーン ビートルズの曲のカバーですが、 それをジョンの息子のショーンの前で演奏する
ジョン・レノンがやってきた、「音楽で平和を伝えていく」というのは、 僕がこれから受け継いでいくんだ、という意思表示とも取れるわけです。
そして最後に素晴らしい、感動的なものがあります
それはエンドロールに流れる、「The Moon is Walking」という曲
こちらは、色々調べてみますと、 南アフリカ出身のボーカルグループ"Ladysmith Black Mambazo"という方だそうです この映画のために書き下ろした曲らしい(涙)
Michaelは、この「Moon is walking」を見て泣いて喜んだらしいですが、 彼は黒人の文化をとても誇りにしていたので、 黒人のセンスに溢れたこの上品なサウンドを聞いて、それはそれは思うところがあったのでしょう
ああ やっぱり失ったものが大きすぎます
過去を思い出していくほどに、影響力が大きかった うううう
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