2007年12月27日(木) |
コンパクトデジカメで魚の写真 |
か、会社とかで水槽の写真を撮っていると、よく撮影方法なんかを聞かれたりします。 今日はヒマなので、そんなことを書いてみたりします。
「超初心者向け・水槽の撮影講座」です ふふ、
水族館に行くと、水槽の写真を撮っている人が大勢います。
半分以上はコンパクトデジカメ、残り3割がケータイで撮影といった感じでしょうか。 うまく撮れないのでいつまで経っても進めない、 だから水槽の前は人だかりです。
コンパクトデジカメ(以後コンデジ)の設定を全て「オート」にして撮ると、 恐らく
こんな感じの写真ばっかりになるんじゃないでしょうか。 シャッタースピードが、魚の動きについて来れていません。
これは、なつのコンデジの設定を全て「オート」にして撮ったものです。 (フラッシュだけはOFFに。水族館はたいがいフラッシュ禁止だからね)
そこで重要なのが、「ISO感度」になります。
なつのコンデジ、「ISO感度」のみをオートから「400」に変更。 すると・・・
と、とりあえず魚の動きは止まります。 自動的に、シャッタースピードが1/3秒から1/25秒に変わっているのが分かりますね。 だから魚の動きを止めることが出来るのです。
「ISO(いそ)感度」と言うのは、数字が高いほど「少ない光」で写真を撮ることが出来ます。 最近のコンデジは、ISO1600とか、3200なんてのも出てきていますが、 そんな設定をすると、カメラはほんのちょっと開けば撮影できると判断し、どんどんシャッタースピードが速くなるというわけです。
ただしISO感度を上げると、画質にノイズが出てきます。
良くTVで、真っ暗闇を高感度カメラで撮影、なんてのありますよね、 こ、コウモリの取材とか あーいう画質って、とてもザラザラじゃないですか、 そんな感じ。
なので、感度を上げれば画質があがるのかというと、実は逆で、 晴れた外での撮影とかであれば、極力ISO感度は低く設定した方がキレイに撮影できるわけなのです。
そんなこんなで「ISO感度」、 なんでもオートが万能だと思ったら大間違いだよ、是非活用してくださいねー。(^▽^)ノ
つ、ついでにもうちょっと、いくつかコツを伝授いたします。
■魚を選ぶ
水族館で撮影している人は、ぶっちゃけ「どの魚でもいい」って人も多いと思います。 そんな方は、「動かない魚を選ぶ」というのもアリだと思います。 飛び回るベラより、ハタとかフグとか、動きの遅いものを。
■ガラスに近づく
得てして水族館は暗いです。 水槽から遠いと、折角の水槽の明かりが外に逃げてしまいます。 カメラをガラス面にくっつけて撮影してもいいと思います。
■水槽の中の場所によっても全然違う
水槽には照明が照らされています。 そのライトの光が一番当たっている場所を探して、そこを通る魚を狙います。 要は光が足りてれば、シャッタースピードが自動的に速くなるのです。 ピントをその場所に合わせて置き、通った瞬間に「カシャ!」 水面近くのほうが明るいことが多いかな、
■家の水槽の場合
水族館より自由が利く「自宅の水槽」の場合は、 照明を増やすというのが手っ取り早いです。 水槽の上にライトを置いてもいいし、ブルーライトをホワイトにしても。 あとはフラッシュたくのも。 ま、自宅ならね、 魚にはストレスになるらしいけど
■カメラの設定をもう少し
オートフォーカスに種類があるカメラもあるんじゃないかと思います。 「コンティニュアスAF」なんてのがあれば、 動き続けるものにピントを合わせ続けることが出来ます。
でも逆に、合わせたい所で合わない可能性も高くなるので、 なつはよほど早い魚でない限り使いません。
魚の動きのパターンが分れば、究極は「流し撮り」かな?(笑) モータースポーツのような写真が撮れるかと ぷっ
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