公開戯曲「私には顔が無い」1 - 2004年04月11日(日) 黒ハットの男「青々と青く入ろ塗られた天井。これはきっと雲ひとつ無い青い空のイメ―ジ?・・だと思うんですよ。そこへ旅行かばんを持った男が現れます。」 男、後ろ向きで現れる。 「男の名前は佐伯(さえき)。なぜ佐伯かと分かるかと申しますと、まず胸に“1年3組魔法組み”と書かれた名札があり、そこに汚い字で“佐伯(さえき)”と書かれているからです。」 佐伯なる人物、客席の方に振り向く。 「ほら、でしょう!やっぱり“佐伯(さえき)”だ。なぜ名札も見ていないのに気づいたかと申しますと、あっ!これで“申します”を二回使ってしまった。すいません、話がコロコロ変わって。自分で決めてたんです。“申します”を2回以上を使ったら・・あああ!3回目突入!終わりだよ・・終わり終わり、ああガックシ!・・・では3回使ってしまったので、本筋を語る前に私は消えます。」 黒ハットの男クルクルしながら去る。 ...
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