最後の一週間 - 2003年07月18日(金) 7月25日、私の誕生日に入籍が決まったじゅんです こんばんは。 あと、丁度一週間で私の苗字がかわるわけです。 正直、子供の頃から自分の名前が嫌いだった私にとって、 苗字が変わることには、さほどの抵抗はないのです。 東京都下の外れ、埼玉に程近い街。 その街でだけ、圧倒的に多い苗字が私の姓です。 全国的にみたら、決して多すぎる苗字ではないけれど。 下の名前もまた、同じ字だけでもクラスに数名というありふれたもの。 本当は違う名前で一度届を出しておきながら、 結局変更したといういわくつきだけに、気に入るものではなかったりします。 こんどは、私が選んだ姓になる。 名前は親からもらったもの。 姓は、私が選んだ大切な人のもの。 (とかいいつつ、まーさんの苗字も 非常にポピュラーなのですが、不思議な事に 私の知人にはその苗字が一人もいません) 戸籍を取り寄せ、生まれ育った街に転出届を出す。 婚姻届の書き方をまーさんと、何度もチェックする。 あれ? それなのに。 いまは幸せ一杯のはずなのに。 どうして毎日落ち込んで、憂鬱で、泣きそうになってばかりなんだろう。 まーさんは私と結婚すると決める前に、何度も心配して問い掛けてきた。 多分自問自答も繰り返していた。 こんなに年上の自分といることで、私の可能性を閉ざさないかと。 もっと幸せになる可能性を自分がつんでしまわないかと。 でも、まーさんのいる場所が私の家ならいいという思いは 昔も今も変わることがない。 だから、まーさんが後悔しないように 私は幸せで「いなくてはならない」のに。 家事が手につかない。 料理も、掃除も、洗濯も。 テレビをみても、新聞を読んでも、言葉が通りすぎるだけ。 まーさんは、「しなくてはいけない」事なんて何もない、と言う。 何度でも、何年でも、苦しい思いを解きほぐそうとしてくれている。 多分、この人より他に私が安心できる人はいないだろう。 最後の恋人すら、私はいつも緊張していた。 彼の横では眠ることが出来なかった。 私が、いろんなこだわりや過去から解き放たれて まーさんに笑いかけられる日がくるのだろうか。 苦しい思いがほぐれたとき、残っている自分は まーさんが望むような存在なのだろうか。 まーさんが、なんども「本当にいいの?」と聞いたように。 私もそれを言いたいのだ。 これから長い旅が始まるとしたら、今はまだ滑走路。 離陸前最後に、二人の軌道に修正が必要なのか見極める。 これをマリッジブルーとでも言うのだろうか。
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