いただきます。...じゅん

 

 

ご挨拶終了 - 2003年06月23日(月)

1週間の帰省で、2週間ぶんのダイエットを無にしたじゅんです。
こんにちは。

ええ、食べまくってきました。
って、そうではなく。

まーさん実家に続き、私の実家への挨拶も終了です。
思えば、ながーーーい道のりでしたが、
まだまだ二合目くらいなのよね。

土曜日。
昼間にまーさん到着。
そして、私につれていかれたのは実家ではなく・・・・

母校でした。

いや、その前日に恩師が会いに来て下さって
まーさんを連れてくるようにとおっしゃりだし
しかも、話している間にどうもあきらめかけていた
母校での式が可能そうな流れに。
そんなわけで、まーさんをつれて母校まで。

3年ぶりの母校(ええ、実家にいたころはよく行っていたのです)は
建物は増えていたけれど、静かで明るい雰囲気は昔のまま。
恩師と母校に就職してしまった友人、そして
ベールのせいか、どこも変わったとは思えないシスターとでのお迎え。

結論。
挙式は可能、しかも中学時代から卒業しても親交のあった神父さまが
都合がつけばあげてくださるという、私にとっては最高の条件で。





現金なもので、すっかり元気になって実家へ。

父・母・祖母はすっかりスタンバイ。
お盆と正月くらいしか利用されない客間はセッティング完了。
このあと、会食するというのに、なぜか刺身やらなにやらたっぷりと。

お茶からビールに移行するタイミングでまーさん、結婚の話を切り出す。
父も母も何も言わず耳を傾け、承諾。
ひとしきりお酒の入ったところでまーさんが泊まる旅館で会食。
もうここでは結婚の話はとくになく、地域の話題や世間話に終始。

それもすんだら、突然

「蛍をみにいきませんか」

との父の一声。






まっくらな田んぼのあぜ道。
じっとりする故郷の闇。
10分ほどあるいた先の小川にはこの季節沢山の蛍が舞っている。
子供のころから遊んだ道。
木登りするのに最高の枝振りの桜がある、そのすぐそば。
川のほとりの草原が大好きで、大きくなってからは
お菓子をたっぷり焼いて、ポットに紅茶をいれてのんびりもした。
むかし、登った桜の根元で。

「こんなに青い光なんだ」
まーさんがぽつりと言った。

たしかに、蛍の光は意外に白く冷たい。

ただ橋の上から蛍を見ていた。
祖母と母の「あそこに光った」と言う声を聞きながら。

結婚してもこうやってすごせるのかはわからない。
姓が変わる前に見られる最後の蛍だと思う。

駆け落ちするように家を出ておきながら言う科白ではないけれど
自分に子供が出来たら、こんな風に穏やかに蛍を見られるような家族になりたいと
ふっと思った。

翌日からは尋常でなく慌しかったのだけれども・・
それはまた、次回に。


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