大学教員の日記

2004年06月18日(金)  筑波大学附属小公開

 駅そばのホテルを便がいいと予約したが、部屋は線路が間近だった(-_-;)でも、意外と静かで熟睡できた。筑波大学附属小学校へ。混雑を予想して、1時間前にはお目当ての6年社会の教室に入る。

 今回の公開参加の公的目的は本校の社会科の研究のヒントを得ることである。基本的な問題解決型については昨年度ある程度形は整った。今年は発展的な学習(チャレンジ学習)について工夫しようと考えている。その点では筑波大学附属小の先生方の教材開発に今までも学んできた。特に今回は参観しようとしていた6年生が著名な波先生なのでぜひと思ったわけである。

 授業は源頼朝が戦いに敗れた時にどのようにしようとしたか、その意思決定についてロールプレイから話し合うというものだった。いい授業だった。子どもたちの学習意欲の高まり、発表しようとする意志が伝わってきた。
わくわく感、充実感。授業終了後も黒板の前で友達どうしや先生と授業の会話をしている子どもたち。いいなあと思った。「筑波大学附属の子どもだから・・・」というのは関係ない。自分の授業について考えさせられた。「自分の型にこだわり、子どもたちを受身にしているのではないか」「原点を忘れているのではないか」・・・あれこれ気づく。これだけでも公開に参加した甲斐があった。この授業からの学びについてはのちほどblogにアップしよう。

 授業検討会ではロールプレイのメリット・デメリット等について質問をさせてもらった。終了後、波先生にご挨拶。また以前総合MMで原稿を書いていただいた神永先生@茨城にもご挨拶。丸山さん@「ネットワーク」編集長にもお会いして雑談をする。

 午後は分科会。先生方の教材開発の内容・意欲に改めて感心。ハタハタなどは秋田出身の自分がなじみの深いものだ。これまた意欲倍増。

 公開参加後、新宿でひまわり社松本さんとノート本打ち合わせ。小田急サザンクロスの20階から見る景色(新宿御苑をはじめ周囲が一望)はよかった。原稿であれこれご指摘いただいた。それだけではなく、あれこれ話をして「原稿を書かねば」という気になるのが一番のよさである。これからスピードアップするだろう。授業本の売り上げも気になっており尋ねる。初版本はとにかく売り切れてほしいものだ。
 本屋にもより、すぐに授業に役立つ本を購入。新幹線では今日の授業をイメージしながら研究授業・テーマ授業について構想。


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