Opportunity knocks
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2011年07月26日(火) 無題

夜、BSの「旅のちから」という番組を見た。
ホスピタリティアートをテーマに、版画家の山本容子さんがスウェーデンを旅するという内容。
スウェーデンには、公共の建物(例えば駅、病院、公舎など)を新しく建てる場合、
総予算の1%以上をアートに割かねばならないという法律があるそう。
番組では主に病院のためのアートをいろいろ紹介していた。

アートが身近にあるのだな、とおもった。
むしろ、アートっていう言葉自体が仰々しい、と思うほど。

それらは自己表現なのだけど、もちろんそうでなければいけないのだけれど、その原点は、だれかの心を動かすものであること、
でなければならないんじゃないかな。
自分一人が心地よいものではなく、他の人も心地よくさせるもの。

紹介されていたスウェーデンの病院の建築やデザイン、内装、そして置かれている芸術作品などを見ていると、実際的な機能性はもちろんなのだけど、それと同じくらい、メンタルな部分をとても大切に(というか尊重)しているのだなとおもう。
それにくらべて日本のほとんどの病院の威圧的なこと。

山本容子さんは、数年前から病院などの天井画を手がけたりしているそう。
もし、わたしが長い闘病生活を送るようなことになったとしたら、
自分が目にしたいとおもうものに囲まれていたい、とおもう。
山本容子さんの天井画はたぶん無理だろうから、連れ合いの描いた絵とか、写真とか。わたしが好きなRさんの絵やYさんの絵も。
きっと自然な気持ちでいられるだろうな。


番組の中の山本容子さんは相変わらず素敵だった。
彼女の作品も視点も気持ちも雰囲気も、みんなすきだ。












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