Opportunity knocks
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2002年12月18日(水) 読者と本とのあいだで密やかに交わされるプライベートな語らい

アゴタ・クリストフの「悪童日記」の続編、「ふたりの証拠」読了。
この読了後の虚脱感。
読んだ人にしかわかってもらえないだろう、たぶん。

誰かと話がしたい、と強く思う。
だけど、そういう相手がわたしの周りには存在しない。
だから自分と対話する。
自分が何にそんなにひかれたのか、
その物語の中にいったい何があったのか、
ぼんやり考える。
台所でホウレンソウを茹でながら、
洗濯物をたたみながら、
NHKのニュースを聴きながら、
考える。

物語という器の中に入った小さな世界。
それを高みから、一歩離れた場所から、眺める。
その至福。



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