木々の間からところどころ光がおちている中を歩く。時々目線をあげて横に歩いている人を見る。歩きながら、いろんなことを話した。そんなふうに自然に話すことができるのが何だかとても不思議だった。でも、よく考えると不思議でもなんでもないのかもしれない。だいぶまえから、わたしはそのひとのことをよく知っていたのだから。静かに話すその人の声を聴きながら、そんなことを思った。