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2002年05月13日(月) 比較文学

比較文学のレポートを少しずつ書いている。
比較文学というのはおおまかにいうと、2国以上の文学を比較して相互の連関を実証的に研究し全体的な文学の流れを明かにしようとする研究法。
具体的に例を挙げると、夏目漱石と英文学の関連性だとか、シェークスピアはどのような材源をもとに戯曲をつくったかだとか、日本の古典(源氏物語とか枕草子)が諸外国に与えた影響はどういうものか、などなど(ほかにも数え切れないくらいある)が研究の対象になっている。
特に夏目漱石と英文学の関連性というのは読んでてすごく面白かった。
初期、中期、後期の漱石の作品が、それぞれどのような文学に影響されて生まれたものなのか、それがどのように変遷していったのか、ということがわかりやすく説明されていた。

比較文学というのは、いろんな分野に跨った学問といえるかもしれない。
歴史、地理、世界中のあらゆる言語、そして文学、いろんな知識を必要とされる学問なのだけど、だからこそ面白みがあると思う。
日本ではまだまだ歴史の浅い学問らしいけど、これから先、結構注目される学問になっていくのではないかと思う。
とりあえず、良いレポートが書ければいいなと思う。



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