Opportunity knocks
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午前、遅めの朝ご飯をたべながら適当に家事をすませる。 コドモと連れ合いは買い物があるらしく、 大須というところにでかけてしまったので、 家のなかはとても静か。
新しく届いた教科書とスクーリングの日程を確認しながら、 今年1年間の学習計画をつくる。去年は思ったより進展しなかった学業だけど、 今年は気合入れてがんばるつもり。
一通り目を通したあと、やりかけのレポートにとりかかった。 大体レポートはひとつの設題につき3200文字程度なのだけど、 そのくらいの量の文章を書こうと思うと、かなり読みこまないと書けない。 とくにわたしの場合、まったくのゼロの状態からのスタートなので、 レポートが書けるくらいの知識が頭に入るまで、結構時間がかかる。 徐々に早めることができるようになるといいのだけど。
午後1時、 連れ合いとコドモが帰ってきた。 午後から映画を観にいく約束をしていたので、 ふたりで出掛ける。 「名探偵コナン ベーカー街の亡霊」・・・。 GWということもあって、映画館の中はかなりの人でいっぱい。 30分もまえにいったのに、あやうく立ち見になりそうだった。
たかがTVアニメの映画をなんで、映画館までいって観なきゃいけないんだろ… と思わなくもないんだけど、こういうのもコミュニケーションの1つなのかも しれないとおもう。 どっと爆笑する場面ではお約束のように大受けし、哀しい場面には哀しそうな顔をし、感動の場面では素直に感動するわがコドモ。 映画を観るより、横でみているコドモの反応を観察する方が よっぽどおもしろかった。
家にもどって夕食を食べた後、連れ合いとコドモはお囃子の練習に出かけた。 5月3、4日は地元の祭り。よって我が家にとってGWとはほとんど祭りを意味している。 だいたい4月の中頃から、お囃子の稽古、山車の組み立て、道検分、寄付金集めなどでほとんど休みは祭り関係に忙殺される。 オンナは山車に触ってはいけない、とか、祭りに参加してはいけないという排他的なきまりがあるせいで、わたしはとくにやることもないのだけど、来客が多かったり、連れ合いの着付けを手伝ったり、コドモに装束をきせたり、といった雑事が多いので、祭り中はなんやかんやと忙しい。
コドモは、かなり熱心に稽古しているのだけど、何というか・・・リズム感というものが皆無に等しいので、いまいち太鼓がうまく打てないらしい。 小太鼓からはじまって、大太鼓、横笛、鼓、という感じで、ウチのコドモの年なら もう笛くらい吹いてないといけないくらいなのだけど、いまだに大太鼓も打たせて もらえない様子。太鼓の打ち方は、場合によっていくつかのパターンがあり、 このときにはこの打ち方、というように細かく決まりがある。だから結構、打ち分けがが大変なのだけど、・・それにしても、ウチのコドモはへたっぴぃらしい。
帰りがけも、ひとつ上の男の子から、 「おい、Y。おまえ何々(祭り用語なのでよくわからない)も打てんでどうするっもっとがんばってやれ!!」といわれてしまい、コドモはかなりへこんでしまった。 「がんばってるんだけどなあ・・」と肩をおとすコドモ。
「誰だって苦手なことくらいあるよ。誰だってあるんだから! そんなこと気にしなくていいの、元気だしなさいっ!」 とわたし。
こうやって、小さな挫折と立ち直りを経験しながら 大人になっていくのかもしれない。 自分の納得がいくまで、がんばってくれたらと思う。
そんな感じで、GW前半が終了した。
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