Opportunity knocks
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みんなが最悪だというところの月曜日。 朝、歯医者の受付にすわっていると、 北風さんという患者さんがやってきた。(ホントの話) 保険証をみると、北風、とかいてある。 「北風さん、ですか・・・」 「はい、きたかぜ、と言います・・・」 「痛みはありますか?」「はい、昨日の夜から痛くて痛くて…」
どおりで、今朝は台風なみに天気が大荒れなわけだ・・・と ひとりで内心くすくす笑いながら、予診表に記入してもらった。 北風というより、春の小熊という方が似合うようなその人は、 治療を受け、あー少しらくになりました。といって帰っていった。 午後から少しは天気も良くなっていくのかな、とまたひとりでくすくす。
冗談じゃなく、今日は今朝から酷い天気だった。 大粒の雨が音をたてて降ってきた。 雷が市内の信号機に落ちて、一時交通麻痺になったりした。 どしゃぶりの中、手旗信号で交通整理をするはめになった 警察の方には気の毒だが、真っ暗な空をぼんやり眺めながら 暖かい部屋で読書、というのもなかなか良いものである。
そんなわけで、今日の午後は「三月は〜」の続きを読む。 (Kさん・・・おもしろいっ。おもしろすぎるっ) 面白いという言葉を広辞苑で引いてみると、 目の前が明るくなる感じを表すのがもともとの原義である、 と書いてある。目の前が広々とひらける感じと言いかえることが できるかもしれない。まさしくそんな感じ。 結構厚い本なので、時間をかけてゆっくり読んでいこうと思う。
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