Opportunity knocks
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2001年12月09日(日) スクーリングの1日について

今朝、余りにも早い目覚ましの音で目が覚めた。
そうか・・スクーリングだった。。
ぼんやりするアタマをなんとか動かして、
家族の朝食をつくり、顔を洗って歯を磨き、
はねまくっている髪の毛にドライヤーをかけ、
3分で化粧を終えた。

5時57分の始発にのって、とりあえず新幹線が
乗り入れている駅へと向かう。日曜日なのに結構
会社員らしき人がいたり、始発にのって何の用事が
あるのか見当もつかない人がいたりする。
そういうワタシもたぶん、この人どこへなにしに
いくんだろうって思われてるんだろう、きっと。

新幹線の座席に座ったら、強烈な睡魔が襲ってきた。
ずるずるとひきずられるように、眠ってしまう。
ピンポンパンポン♪・・・・まもなく、京都・・
のアナウンスではっと目が覚める。。危ないトコだった。

京都についたのが7時52分。
思ったとおり寒い。誰もいない駅の中を
大きなリュックを背負って、てくてくと歩く。
とりあえず地下鉄で北大路までいく。
北大路について、市バスのターミナルへ向かう。
大学へいくバスが発着する停留所は探さなくても大体わかる。
ある種、異様な団体がかたまって列をつくっているのがそれ。
ある種異様、というのは見れば何となく納得できる。
朝からいろんな年代の人間(老若男女さまざま)が一様に
大きな荷物を背負ってあるいは手に持って、緊張した雰囲気を
漂わせながら、バスがくるのを今か今かと待っている。

バスの中で、英米文学を専攻している女の子と結構仲良くなった。
スクーリングははじめて、と彼女はいった。バスの中でいろいろ
話しているうちに大学についた。
この大学は通信学生のための教育が結構充実しているところで、
かなりの数の学生がいろんなところから集まっている。校舎も
すごく綺麗だし、いろんなところにわかりやすい表示がある。
バスの中で会った女の子とお昼ご飯をたべる約束をして、
お互い講義をうける教室へいく。

いろんな年代の人がいるが、いちばん多いのは30代から40代
の世代ではないかと思う。3年次から編入してくる人も結構いる。
小学校教諭の免許を通信でとりたいという、現役の先生もたくさんいる。
もちろん、見るからに若い人もいる。こういう形で大学教育を
受けるというのも選択肢のひとつになっていいのではないかと思う。
何となくとか、嫌々だとか、そういう中途半端な学生は目立たない。
みんなそれなりに学習意欲があるというか、学ぶ事の明確な意思を
持っている人がほとんどなので、落ち着いた雰囲気で講義が進む。

お昼になって、バスの中で知り合った女の子とお昼ご飯をたべる。
学食が安い、とその子は感動していた。お味噌汁が30円、
ご飯が50円、天麩羅うどんが220円、日替わりランチが450円
その他いろいろなお惣菜が小鉢に入って100円などなど。
ほかの大学と較べて特に安いのかどうかはよくわからない。
女の子と講義のことについて話す。英米学科は迷った挙句断念した
学科なので、熱心に話しを聞く。女の子は専門学校からの編入なので
初めてのスクーリングながら、講義の内容も興味深いものばかり。
わたしはというと、これから2回生まで基礎教養科目なので、
専門的な講義はまだまだ先の話。
でも学ぶ事はたのしい。自分の感覚がだんだん研ぎ澄まされて
いくような昂揚感はほかでは体験できないものだと思う。

講義が終わったのが、5時30分すぎ。
一緒に講義を受けていた人の中に同じ学科の人がいて
いろいろと話をした。いろいろと情報交換。
知り合った人たちと、電話番号、メルアドの交換をして
「また来週ー」といって別れる。

外に出たらもう真っ暗。おまけに時雨れている。
当然の事ながらすごく寒い。マフラーをぐるぐる巻いて
手袋をはめる。市バスの停留所は大勢の人がすでに長い列を
作っていたので、開き直って歩くことにした。

結局、北大路まで歩いて地下鉄で四条までいく。
友達に教えてもらったお店で、豆腐の湯葉まきコロッケと麦飯
を食べた。とても美味。
そのあと四条から京都駅まで歩いて、9時ちょうどの新幹線に乗った。

なかなかハードな1日だったけど、疲労感はほとんどなし。
少しずつ前に進んでいる自分を感じながら
深い眠りにつき、スクーリングの1日が終わった。


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