Opportunity knocks
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2001年11月23日(金) 雅楽のひと

のんびりした休日の朝、たまにはTVでもと思ってつけたら、東儀秀樹という人が東欧を旅した、ドキュメンタリーのような番組がやっていた。東儀秀樹という人の名前は前から知っていたが、TVでじっくりみるのは初めてだった。
知っている人に雰囲気が似てる。自己完結された自分だけの世界を持っているようなところ。とにかくすごく素敵なひとだ

東儀さんは日本を代表する雅楽師なわけだけど、とにかくいろんな楽器を弾く。
ピアノ、ドラム、ギター、バイオリン、チェロ、etc・・そして、本職である和楽器の笙、篳篥、竜笛。笙という楽器は下にお椀のようなものがあって、その上に長短さまざまに17本の竹の管がついている。吹くと一度にいろいろな音階の音がでる。竜笛は横笛で、結構一般的によく見られる楽器。篳篥は縦笛で、アルトサックスのような深い音色がでる。見た感じではあまり長くない(25cmくらいかな)。因みにひちりき、と読む。

番組は、東欧諸国(ドイツ、チェコ、ハンガリー)の歴史をふまえて、東儀さんが自分の音楽との接点を模索していくという感じで進んでいった。
雅楽と東欧、なんて重なるものがないような感じなんだけど、妙に雰囲気的にあってる部分があってすごく興味深かった。

一応、わたしはいま日本語日本文学科というところに在籍する学生なので、和楽器にはとても興味がある。平安文学(文中によく催馬楽なんかが引用されている)と和楽器のつながりなんかを論文にしてもおもしろいな、と考えたり。。

休日でぼんやりしてたアタマが急にフル活動して、何となく有意義な1日になった。小確幸。



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