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2000年09月15日(金)
***東京旅行新幹線過去最大の遅れ***

停滞する秋雨前線による記録的な豪雨から一夜明けた12日、東海地方では、堤防が決壊し、周辺の住宅が浸水するなど深刻な被害の様子がTVのニュースで報道されている。
私は11日の夕方東京発ひかりに乗り新大阪へ19時頃着く予定が、一時間半ほどスムーズに走り、豊橋駅の手前の大きなカーブのコーナーで雨量が予想を越えたため、線路上で立ち往生した。
車体が右に傾き座っていても右にずれていく。お手洗いに立つと真っ直ぐに歩けない。
空調が悪く暑くて酸欠状態、同じ姿勢で貧血をおこし倒れそうになる。
そんな時、かなり離れた車両で気分の悪くなった患者さんがいます。お医者様か看護婦さんがおられましたら・・・と車内放送が。
どうしたんだろう・・・心臓発作か貧血か。。。
脈を測り衣服をゆるめて楽な姿勢で横にすればいいだろう・・・
携帯酸素は用意しているのだろうか(飛行機は用意している)
もし狭心症などの発作とかだと近くの駅に止めて救急車を呼べるのだろうか・・・と同僚のお友達と話していると、近くにお医者さんがいたようで、患者さんは落ち着いたと放送が入りました。
線路上には新幹線が前にも後ろにもいてフン詰まりの状況であるようだ。急患が出た時にどのように対処するつもりなんだろう。斜め前の席の人の頭の上から雨漏りが・・・新幹線がかなり老朽化しているようだ。

家に帰ってから夕食を食べる予定の人も多く、食べるものも手に入らず困っていた。
私は崎陽軒のシューマイ弁当をお友達と買って食べていたので、空腹で辛い思いをせずにすんだ。
最終電車までに帰れるんだろうか・・・最悪はタクシーかカプセルホテルに泊まろうかと話していた。
しかし、新幹線は止まったまま10時間・・・
朝の5時頃、私達が乗っていた新幹線は東京に戻る事になり、別のホームに止まっている新大阪行きの「こだま」に乗りかえるよう指示があった。
お友達とは別の席になったが、座れただけありがたい。
出張帰りのサラリーマン、子供連れの家族、もうみんなが疲れきった表情だ。

朝8時頃、JRの人達がお茶とお握りを配ってくれた。私はお握り2個とお漬物、コンブの佃煮が入っている250円のお弁当だった。数がないのか、前列の人はお握りだけ2個、その後は1000円ぐらいの駅弁だ。。。
豊橋の駅の構内に止まると階段を上がって公衆電話を見つけ職場に連絡をした。携帯は充電が切れてしまい、新幹線の公衆電話はつながりにくい。
今日は夕方からの仕事だが、何時頃着くのか見通しもたたない。

ここで立ちうどんをお友達と食べた。この辺はダシが濃いのでびっくり。やっぱり関西のうどんが1番おいしい!
14時頃やっと出発。
のぞみに乗り換えてもいいと放送があり、のぞみに移る。
徐行運転で新大阪まで走った。途中、名古屋の水害の街が見えた。すごすぎる・・・もうびっくりしました。
新大阪には17時前に到着。

払い戻しの長い列に並び4610円の払戻金を貰う。
あ〜疲れた・・・・でも忘れられない旅行になった。