TOI,TOI,TOI!


2006年09月28日(木) Pforzheimの結果は×。

南西ドイツ室内オーケストラ Pforzheim(なんとことか分からない人は”これで今シーズン最後の、、”の日記と前回の日記を参照)の結果は×でした。

これでよかったに違いないというのと、定職に就く大きなチャンスを逃したというの両方で、すごい複雑な気持ち。

正直、グループ内に乱暴な弾き方をする人が多くて、私もProbespielのオケスタのときに「もっとf!」って言われて、どうしてそんなに、と思ったけど、結局その点が争点だったらしい。でもね、そんなにペンペン弓を上から落っことしてたたいても、実は大きな音なんて出てないんだよ、楽器は響かせるもんであってギコギコやったって逆効果なの。って思う私と彼らは方向性があまりにも違いすぎた。

調和だけが大事なのじゃなく、個々がこう野生的に思い切り弾くというのがこのオケのカラーらしい、が、オペラで調和の醍醐味を知ってしまったばかりの私にはちょっとどうにも。。。

まあとにかく、自分の居場所と思えるところに落ち着けることを願って、続けて頑張っていくしかないね。と思うのでした。

一番悲しいのは、トップのお姉ちゃんが、「姉貴」と呼びたくなるかっこよすぎるキャラで、その人も私を選ばなかったのかなという点。私としてはこの人となら一生一緒に仕事してもいいと思えた。逆にほかの二人とはこの人たちとは一生は一緒に仕事できないと思った。本番は姉さんの隣で弾いたんだけど。私はこういうボスキャラの手下でいるのが結構居心地がいいんだな。たまに褒められると天にも昇る気持ち、みたいな。
ちなみに、このセカンドバイオリングループはこの人が唯一のドイツ人であとはロシア人でした。ロシア人ふたりは逆に絶対友達になれなさそうな人たちでした。

ちなみにオケの14人のうち過半数がロシア系。今回入ったのもロシア・東ヨーロッパ系。参ったね。最初から知ってたら応募もしなかったかもだけど、いい経験にはなりました。


  
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