TOI,TOI,TOI!
昨日は、VORTRAGSABEND IM GROSSEN SAAL。 学校の大ホールにて、クラスの発表会です。
10月かなんかにベートーベンを弾いた以来の、大ホール。
―――― プログラム ――――
Bacewicz:Quartett fuer 4 Violinen ノブコ・バーバラ・ユーディト・マライケ
Schubert:Rondo A-dur ユキ
Saint Saaens:Sonate ジュゼッペ
Hindemith:Konzert 1.+2. K子
Bach:Solosonate a-moll 1.+2. ヨハネス 3.+4. 絶壁
Brahms:Sonate A-dur フローニ
Ysaye:Ballade ユキ
Schubert:Rondo brillant h-moll ノブコ
ドイツ語にはvorspielenという単語があって、 これは、(人前で)演奏するという意味なんだけど、 私達の先生は、人前で弾くことを非常に重要視していてですね、 毎週水曜日、つまり週1回その機会をつくってくれるのです。 クラスのメンバーがちょっと広めのレッスン室に集まって、お互いに演奏を聴き合う。毎週全員が弾くわけではない。先生に弾けと言われた人は弾くし、言われなくても弾きたいと自分が言えば、弾かせてもらえる。 まだできあがってなくても、みんなけっこうどんどん弾く。 響かない、狭い部屋で、クラスの人と先生の前で弾くのって、 実は、一番緊張する本番なんだと思う。 ごまかしたり、はったりをきかせたりしてもばれる。だから全部さらけ出して、どんどん恥をかく。
年末からやってたシューベルトのロンドだけど、ピアニストの人と先生の意見があんまりにも正反対なので、あまり楽しくなくて気も乗らなくて、2週間前の水曜に1回弾いて、それで終わりにするつもりだったんだけど、その日弾いた後先生に「Vortragsabendで弾きなさい」と言われて弾くことになった。
毎週定期的に行われるvorspielenの内、学期中に数回はホールを借りて、ちゃんとしたコンサートをします。 先生自ら、手書きのかわいいプログラムとポスターを描いてくれて、お客さんにも来てもらう。 これがVortrags-Abendです。 で、Vortragsabendの1週間前のVorspielは、Vortragsabendで弾く予定のメンバーによるゲネプロ(レッスン室だけど)なので、ここでも弾き・・・
毎週水曜日にロンドを弾く女。 3週連続。
Bacewiczも、最終的にはそれなりにまとまり、楽しかった。 レッスンも3回受けて、それですごくよくなったし、 それまでこの曲を知らなかった先生も、すごくこの曲を気に入ってくれて、 「ノブコが(日本から)こんないい曲を持ってきたよ!」 とか言ってくれた。 ほかの3人も、すごく楽しいといつも言ってくれてた。 そして、本番も楽しかった。
ロンド。 前にもここに書いた気がするけど、やっぱり広いとこで弾くのが私は好きで、すっご〜い気持ちよかった。 変な緊張もしなくて、自分を解放できました。 普段は必要以上に人を誉めないバーバラやジュゼッペが誉めてくれたのが嬉しかった。 正直な友達を持つと、こういうときの嬉しさは格別。
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