TOI,TOI,TOI!
昨日はデヴィット達との初合わせの日。
曲はブラームスのクラリネットクインテット。
以前ここに、 「初演とブラームスの本番がある」 と言われたと書きましたが、それが同じひとつのコンサートだと思ったのは私の勘違いで、 ブラームスは楽しみの為にやるだけみたいです。 新曲だけじゃつまんねえだろ?ってことらしいです。 うれしいね。なんにしてもね。
楽しみのためっていうのと、ま、試しにノブコがどんな音出すか、合うのか合わないのかやってみようぜ、ってことでしょう。
1stVn.デヴィット♂ 2ndVn.ノブコ♀ Viola クリストフ♂ Cello ヨハンナ♀
クラリネットは、イギリス人のヘレン♀
やっぱ、カルテット!! 血がね、騒ぐのね。 3度の飯よりカルテット!なんだなやっぱり。わたしは。 今回はクラが入ってるけどね。
ヨハンナとは、顔見知り程度だったんだけど、 お互いにあちこちで見たり聞いたりして顔も名前も一致していた。これから仲良くなれそうな気がする。 これからしゃべってみないとわかんないけど、見た目の印象としては、黒っぽいさらさらの長い髪、すらっと背が高く、すれ違うときの挨拶は「微笑」って感じの人です。ヤッホーとかヒャッホ−とか言ってるタイプではない。それはバーバラ(と私)。
合わせ中に、ダヴィットがアンダンティーノについて、 アンダンテよりちょっと遅い、と言ってて、 話が進んでたので、話をとめるのもどうかと思ってたところ、 ヨハンナと目が合って、ヨハンナも全く同じことをを考えてる顔をしてた。
遠慮がちに 「たしか速い(アンダンテより)・・・んじゃ?」 とヨハンナ。 「そう・・・か。ま、どっちにしてもブラームスはそんなにイタリア語を理解してなかったんだから、いいんだ。」 とデヴィット。彼はこういう性格ですが、全然私はいやじゃない。逆に男の子らしくてほほえましいぐらい。
これ、うちに帰って調べたら両方解釈があるみたいです! もちろんアンダンテよりちょっと速いのがアンダンティーノというのが一般的だけど。まったく逆の解釈もあるそうな。へえー。
そして、作曲家がイタリア語をどこまで理解して書いたかを考慮に入れる必要があるというのは、本当です。 私も、T大時代にもいろんな先生からそう教わったし。
話がちょっと広がってしまうけど、 たとえば、スタッカート。 短く切ってという意味ですが、 どの作曲家の作品を弾くときにも同じにしてしまうと、 それは間違いです。
作曲家はその音をほかのよりちょっとどうにかさせたいってときに、 音符の上に点を書いたり、棒を書いたり、もっとっていう時は>、sfなどを書いたわけですが、 つまり、その音に何かしらの意味を込めて、紙の上に記したわけだけど、 今はもう生きてない作曲家の場合は、その音にどんな意味を込めたのか、こっちが読まなきゃいかんわけです。
私は今、シューベルトのレッスンを受けてて、 「モーツァルトとかロッシーニみたいなスタッカートで弾かないで」 とよく言われてます。
ま、たとえばこんな事をこっちで勉強してるんですよっていう話でした。
昨日は、夜にVortragsabendがあり、 出演しない私とマライケは夜まで練習室で遊んでました。 Bacewitzを弾いたり、いろんな曲を遊びで弾いたり、 レッスンでどんなことを言われてるか話したり(結局みんな同じこと言われてる)。マライケはもう3年半先生についてるだけあって、やっぱりフォーヒャルトの音になってる。いい音。
みんなの演奏を聞いた後、いつものように打ち上げをし、 そのあと、フローニ、イナ、バーバラ、ユーデトなど女の子10人ぐらいでJazz Kellerにいきました。仲のいいクラスだ。 みんな、よく知ってる場所みたいなんだけど、私は初めて行ったの。 お酒は高かったので飲まなかったけど、ジャズ聞いて、みんなでおしゃべりして、いい気分。
ジャズケラーっていうのはジャズの生演奏をやってるバーみたいなとこです。 ケラーっていうと、地下で飲む店っていう意味があります。
こないだのアボカド寿司、おにぎり、大好評だったみたいです。 よかった。 とくにアボカドはうけたみたい。読みが当たってうれしい。 イナは生まれて初めて寿司を食べて、おいしくって感激したって。 アボカドは典型的な日本の寿司じゃないけど、と、一応言っておいたけど。ほかのを食べたらいったいどう思うんだろうか。
≪ ≫
|