TOI,TOI,TOI!
久しぶりに街に出たら、いろんなことを新鮮に感じた。
ストリートミュージシャン、その1。
10歳ぐらいの男の子がバイオリンを弾き、父親(だと思う)がギターで伴奏。 どこの国の音楽だかはわからなかった。スペインかどこかかもしれないと想像した。彼らはその国から来て自分の国の音楽を演奏していた。それは明らかだった。
子供は、装飾音のいっぱい入ったような旋律を、ものすごいスピードでクールに弾いていく。 父親は、息子のテンポに完全についていっているが、とにかく速い!ので、ギターを抱え込むようにして和音をかきならしている。
彼らはもしかしてストリートミュージシャンとしてやっているのかもしれないなあ。と思っちゃうぐらい、なんかすっごくそれは完成されたものに聴こえた。その年にしては充分なテクニックを持っている子供。でも「これ」だけを幼い時から練習してきたのかも、と勝手に想像した。つまりこの道のプロになるためにこれだけを練習したということ。 彼はもしかしたらベートーベンを弾いたことがないかもしれない。でも、こうやって人々を楽しませて、お金をもらっている。
原点だなあ。音楽の。と思ったわけです。
曲が終わりに近づいた時、後ろを向いてお父さんのほうに少し近づき、息を合わせてさらに気持ちよく加速していったのね。かっこよかった。
ストリートミュージシャン その2。
遠くから見えたのだけど、その有名な曲に足が止まった。ボレロ。 おじさんだったみたいだけど、上手ではなかったんだけど、ついしばらく聴いていた。見ていたと言った方がいいかな。
楽器はクラリネットとファゴット、の二人。 私はファゴットが気になってしょうがなかったのだ。 ファゴットのおじさんが、
ぽっぽぽぽぽっぽぽぽぽっぽっ
なのだ。ずーっと。
私が持ってるボレロのCDは、小太鼓がたった1拍だけ間違えている。 これは指揮者も録音した人も気づかなかったかも・・・っていう目立たないミス。 「実は私、間違えました」 とこの人が終わったあとに言ったかどうか気になるところだが知る由もない。
しかしこのファゴットの人の場合は、「実は・・・」どころか、見事なまでにほとんどが間違ってるのがおかしかった。 もう軌道修正がきかなくなっていた。 とことんハマっていた。 彼らはきっと、小遣い稼ぎのストリートミュージシャンだろうけれど、個人的には楽しんだ。
面白漢字プリントTシャツ、その1。
縦書きで真中に大きく、「朝日新聞」
四角く囲ってあり、あのフォントそのままだった。 女の人だった。何故かその日は彼女を計3回も見かけたのでよけいおかしかった。
面白漢字プリントTシャツ、その2。
達筆で、「光」
色は、白地に水色、グレーに赤、など。
漢字。けっこう今、ブームみたい。笑えます。
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