TOI,TOI,TOI!
ユーロ。ドイツではオイロと言う。 まだマルクで買い物はできるのだが、お釣りはオイロで来る。
混乱してるということは、ないみたいだけど、やはり今日は、スーパーのレジと銀行で多少並んだ。 スーパーのお釣りで、まず、オイロとの初対面。 2オイロツェント。軽くておもちゃみたい。でもぴかぴか。 ちなみに、オイロの下は、オイロツェントとかいうそうだ。
ど〜でもい〜けど、さっきから「お色」「お色」って、変換されてて、かなりうっとうしい。お色。ほら〜。
銀行のATMで下ろして、お札とも御対面。 150オイロが、5オイロ札30枚で出てきた。財布が折りたたまんないよ! 家賃のためにもうちょっと下ろさないといけないので、並びなおしてほかの機械から下ろし、今度はいろんなお札と御対面。 ピン札っていいね。お金がすべて新しい、汚れてないっていうのは、なんだか気分がいい。 お札には、橋とか門とかが、描かれている。人の顔じゃないのね。
家に帰って、ビアギットにお色で家賃を払ったら、まだ見たことなかったのよ〜と喜んでいた。
いつもビアギットは私の料理に興味津々なんだけど、今日はずっとキッチンで私が料理するのを横で見ていた。というか質問攻め。 今日は、何作るかあんまり考えてなくて、テキトウにするつもりだったんだけど。 一応メニューは、 白菜のベーコン煮 だし巻き卵 ご飯 梅干
ビ「これは、さくらんぼでしょ?」 伸「違う違う。(辞書を引いて)梅。すご〜くすっぱい梅。」
炊けたご飯の上に梅干を乗っけて、 伸「日本の旗!」
卵でもう一品しようと思い、普段ならテキトーにゆで卵かなんかにするところだけど、今日はビアギットが面白がるかなと思って、お弁当に入れるみたいな卵焼きを作ることにした。 伸「日本には専用の四角いフライパンがあるの。」 パタンパタンと卵を巻いていくと、ビアギットは予想通り大喜び。 ビ「今度二人でいっしょに日本食を作って、友達も招いてパーティしよう!」
ワインを出してくれたので、頂いた。話は尽きなかったので、ビアギットも一緒にワインを飲みながら、二人でいろんなことをしゃべった。 こういうときはどんどん聞きなおせるし、間違ったら直してくれたりするときもあって、途中からはドイツ語のレッスンみたいになってたけど、3時間ぐらいしゃべったかなぁ。 昼間の残り、いる?と、芋の蒸したのをくれた。直訳すると「甘いじゃがいも」という名の芋で、色はオレンジ色。名前のとおり甘みがあり、水分もけっこうあってなかなかおいしい。 ビアギットは、ワインのつまみに胡桃を食べてた。 私にも勧めてくれたので、専用の「胡桃割り」の道具でバキッバキッと(どっちかって言うと道具に興味があった私)胡桃を割って食べてみた。パカッと真っ二つに割りたいのになかなか難しい。けど、こういうの大好き。
胡桃はドイツ語でWALNUSSだって。ヴァルヌス。いかにもドイツ語って感じで可愛くない。 クルミ。日本語の方が可愛いね。
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