シネマ*マシンガン
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2003年11月02日(日) |
【アメリカン・サイコ】憂鬱な殺人 |
「狂った時代」のヤッピーの様子を好演しているのがうすらこわいクリスチャン・ベール。この作品のために英語の発音まで変えてみせたとかなんとか(クインズイングリッシュとそうでないのの差、ってわたしは微妙にしかわからんが)熱っぽい演技は病気のようですらある。 どこまでが悪夢でどこからが現実なのか、主人公パトリックベイトマンの心象風景をリアルにうつしだすとこういうことになるのか。殺人の現場さえ寒々しくてむなしい。「殺さずにはいられないんだ」という台詞があるが中毒っていうかでも楽しむでもなく快楽でもないんだよね。見ている側も一緒に追い詰められていくような行き詰まる感覚がなかなかすごかったです。
80年代ヤッピーの光と影を知りたいひとへのおススメ度 ★★★★
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