散り桜、枯れ葉、雪解け、 日本人は儚いものを美しい事としてこよなく愛する。 大切にする。
私はおもいきり日本人だと思う時、それは儚いものを 愛おしく感じてきれいでたまらないと思う時。
バスの窓から見える家や街の灯りが風景が切り替わる ごとに消えてはまた現れて近くに見えた灯りははるか 遠く彼方に見えなくなって消えていく。
すれ違う心や置き去りの心、誰かを傷つけたり 傷つけられたり誤解を解けずに離れていく心さえも 切なさと人間の儚さを時々感じる。
散りゆくその日が一番美しく素晴らしくある為に 散り際にはかなわないけど今、輝くのだと思う。
満たされても、無でもない思いが少しの所で 留まっている散り際。
そんな儚さと憂いとそれと正反対の元気と笑顔を持った 人間になりたいな。
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