水野の図書室
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2022年05月15日(日) |
二階堂黎人『白ヒゲの紳士』 |
二階堂黎人といったら、世界最長の推理小説の記録を持っている作家です。 その二階堂黎人の『白ヒゲの紳士』は、短い! ショートショート・アンソロジー「本からはじまる物語」4番目のお話です。
タイトルが『白ヒゲの紳士』。 つまり、この人が怪しい、ということになります。 ですが、事件が起きるわけではなりません。 舞台は有楽町のビル街にある新刊書店──かなり絞られます。 白ヒゲの紳士がやってくると、文庫の棚がグチャグチャになるのです。 困ったお客さんです。
ところが、その行動には訳があり……
なるほどー!
今度、本屋さんに行ったら、文庫の棚をよく見てみましょう。 何か秘密が隠されているかもしれません。
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