水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。


2018年01月15日(月) 乃南アサ『ピンポン』

5ページほどの掌編なので、あっという間に読み終えた『ピンポン』。
あ〜わかるわかるのはじまり。
瞼が腫れた女がベッドから出られない。休日で良かった。

そうね、良かったね。
でも、
こんなときに限って、ピンポンが鳴るのよ〜
と、思いながらページを捲ったら、期待を裏切らないピンポン。

突然、彼が来ましたよ。
どうする?どうなる?

ラストは、予想通り。
うふふ。

若い頃に読んでいたら、短くても退屈な作品だと感じたかもしれません。
人生、長くなると、小説の中にひそむ魅力に気づく力がつくようです。
掌編作品のタイトルが『ピンポン』なのは、素敵。



水野はるか |MAIL
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