水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。


2003年10月29日(水) 田辺聖子『恋の棺』

かかか、官能的ですぅ〜。(すっごく照れてますぅ。うふん)

この作品、以前にも読んでます。山田詠美セレクション・せつない話を集めた
「せつない話・山田詠美編」(光文社文庫)に収録されてました。(2002.9.22記)
覚えてますよー、覚えてますとも。19歳の甥と29歳の叔母の恋物語。

約1年ぶりにまた読んで・・・・・ん?以前とは少し違う印象です。
去年読んだ時は、甥と叔母という関係に生理的な嫌悪感を持ちました。
今度は、、嫌悪感は拭えないものの、余裕を感じさせる叔母にすごいなぁ〜
なんて。。あはっ。。オトナの女の熟れたニオイがプンプンします。
はふぅ〜むせかえりそう。行間から立ち昇るフェロモン・・くく苦しー、息苦しいー。

官能的といっても、攻撃的な文章ではなく、ゆるゆる効いてくる漢方の処方箋。
叔母が甥をどんなふうに考えているのか1行で見せる書き出しは、巧いですね。

こんなことになって、甥はストーカーと化すのでは・・。
なんて、胸騒ぎも。嗚呼、妄想が妄想を呼びます。


水野はるか |MAIL
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