水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
2003年07月24日(木) |
阿刀田高『すきま風』 |
いたずら電話の主がわかったら嫌ですね。わからないのも不気味ですが・・。
幸せそうに暮らすある主婦の唯一の悩みは、無言電話がくること。。 今なら、ナンバーディスプレイや着信拒否設定とかありますが、そういう機能が ない電話なら、夜中にくる無言電話には怖いものがあります。 そして、この主婦は──。
身近に犯人がいると匂わせるあたり、タイトルにつながります。うん、うん、 いいタイトルです〜! 電話をモチーフにしたものは、ありがちなだけに、恐怖も身近に感じますね。
電話ですぐ思い出す作品は二つ。鈴木光司の『闇のむこう』(「生と死の幻想」 幻冬舎文庫、2001.12.02記)と、山村美紗の『憎しみの回路』(「秘密の手紙箱」 光文社文庫、2002.02.12記)。すっごくゾクゾクで、良かったですよ! どちらも、また読みたくなりました。ほら、CD聴いていると、あ、あれも聴きたい、 これも久しぶりに聴こうかとか、どんどんでてくるでしょ?そんな状態かな。
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