並木通りを車で移動していると、買いたてのビーチサイクルでフラフラ走る幼馴染みを見掛ける。
擦れ違いざまになんとなく電話をかけて、「ハーゲンダッツを食べようよ」と誘うと、運悪く偶然にも誕生日で、あっという間におごるハメになる。
彼は、誕生日にもかかわらず、前日のパーティーが終わった自宅の片隅に、今朝方
を発見して、非常に落ち込んでいた。
長い付き合いだけど、彼は身の回りで面白い事が勝手に起きる人間の一人だと思う。
いつも話のネタは尽きないし、基本はくだらない。
このくだらない話というのはじつは案外難しくて、凡人には長い時間話続けることが出来ない。
くだらなさの質を維持しなければならないため、つい無意識に真面目な話や悩み事の打ち明けに戻ってしまう凡人には、達し得ない境地なのである。
わたしは、彼とそういったレベルの話を、26年間続けている。 達人はあなたの身近にいる。
さあ、十日市のアイナハイナにウンコしに行こう。
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