映画館1,000円レディースデイの今日、『鴨川ホルモー』を見てきました。休日とあって映画館は大混雑。鴨川ホルモーも予想外に完売だったので事前予約して出かけて正解でした。原作の万城目学さんの小説『鴨川ホルモー』はすでに1年程前に読んでいます(感想はこちら★)。原作がとても気に入ったので今回の映画化を期待と少々の不安を持って見に行きました。結果、原作の面白さのほうがやはり上だとしても、要所をうまくかいつまんで面白く映像化していたなと思いました。「何も考えずに見てくすっと笑える」、そんな映画です。小説を読みながら想像していた情景を映像で見ると「こんなふうになるんだ!」という驚きや面白さがあると思います。オニが登場するような摩訶不思議なこの鴨川ホルモーでは特にそれが顕著でした。何はともあれ「吉田代替りの儀のレナウン娘」をきっちりやってくれていたのが嬉しいです。観客の頭の中にはきっと草なぎくんがよぎったはず(笑)ホルモーの試合は映画では2編に絞り、しかも後半の17条ホルモーは小説とはずいぶん異なった形で描かれていました。原作ファンには賛否両論あると思いますが、京の町で縦横無尽繰り広げられるホルモーは京都観光案内風で見ごたえがあって良かったです。役者さんも個性豊かな方が多くてなかなか。山田孝之さん(安倍)、栗山千明さん(凡ちゃん)、濱田岳さん(高村)の3人は個人的には大絶賛です。オニはぴゅろおの仕方や戦い方がイメージとは違ったけど、いとおしい存在でした。原作を未読の方にはおすすめは出来ませんが(で?何これ?とか言われそう)、原作を気に入っている方なら是非一度。六景にも繋がるおたまちゃんやエンドロールのカットなどファン心をくすぐる映像も登場しますので。私が万城目学さんを知ったきっかけは、どはまりしたドラマ鹿男です。その後、図書館で『鹿男あをによし』『鴨川ホルモー』『ホルモー六景』『ザ・万歩計』を借りて読み(その後エッセイの万歩計以外は単行本をオークションで揃えた)、最新作の『プリンセス・トヨトミ』は発売後すぐに購入しました。万城目さんのこの発想はどこから生まれるんでしょう?これからも期待しています。 −−−過去の今日のこと−−− 2008年04月29日(火) 『萬狂言−春公演−』2007年04月29日(日) 真っ赤な夕焼け2006年04月29日(土) 千趣会チーズケーキの会2004年04月29日(木) 今週もご機嫌2003年04月29日(火) PCにはまる午後2002年04月29日(月) 横浜ぷらぷら