写真は奈良の吉野に住む職人さんが作った栗の木の木杓子と木べら。奈良恋しの私なので身の回りにどんどん奈良モノが増えている気がします。この木杓子を作っているのは新子薫(あたらしかおる)さんという80歳ぐらいのおじいちゃんです。有名な雑貨店や器のお店で扱っていたり、ほっこり暮らし系雑誌に取り上げられているので、その筋ではよく知られた新子さん&木杓子かと思います。私が最初に知ったのは2年前の秋に発売された『月間SAVVY別冊 お気に入りをご案内 奈良へようこそ』という本での紹介でした。ちなみにこの本、奈良好きにはいち押し!いつか買おうと思っていながら初めて手に入れたのがつい1カ月程前の表参道ヒルズにあるお店の企画展でのこと(こちら)。実際に使ってみて感じが良かったので、最近HPを通じて2点を追加で買いました。栗の木をざっくりと削って作られた木肌もそのままの無塗装の杓子はとても軽くて鍋肌へのあたりが柔らかです。最近読んだ本の中でこんな感じの文章がありました。「100円のプラスチックのお椀も1万円の漆のお椀も器の機能としては大差ないのに、同じ用途に100倍もの高いお椀を買う人がいるのはなぜだろう。それは人間が手間ひまかけて作っているからであり、そのお椀を見たときに心がふるえるからだろう。そしてうちに持って帰って使うのにどきどきしてあたたかい感じになってちょっと幸せだったりするからだろう」。まさにそんな気持ちになる台所道具です。木杓子と一緒に届いた手紙の最後に「この杓子は大事に使いますと50年も100年も使えます。杓子とともに元気で長生きをして暖かい湯気と共にいろいろな思い出もすくい出して下さい」と書かれていました。大切に使います。写真は左からのし杓子(中),坪杓子(大),おせっかい(半円形)。HPからの購入は、『手作り木工品の店 さらや』 http://www.h3.dion.ne.jp/~saraya/index.html −−−過去の今日のこと−−− 2006年11月13日(月) 椰子の木と富士山2005年11月13日(日) 祝・アジアチャンピオン 千葉ロッテマリーンズ ☆2004年11月13日(土) 友人のダンス発表会2003年11月13日(木) 懸賞スランプ脱出かも?2002年11月13日(水) PHS機種変更完了!2001年11月13日(火) TVチャンピオン優勝店 【もあ四季彩館】