劇団四季のお芝居『解ってたまるか!』(浜松町・自由劇場)を観て来ました。当初観劇の予定はなかったのですが、6月4日の日記に書いた四季からのDMにつられて観劇を決めました。同じように観劇を決めた人はどれほどいるのでしょう、ちょっと興味があります。『解ってたまるか!』は1968年に起こった金嬉老事件を題材にして書かれたお芝居とのことなのでネットで事件の概要は読んでいきました。頂いた小冊子にも書いてありますが、「描いているのは日本社会の愚かさ、矛盾」。主人公の村木によって警察・マスコミ・文化人らが翻弄される様子は確かに皮肉に満ちた喜劇です。最初の捜査本部の場面ではドラマ『踊る大捜査線』の一場面を思い出しました。あのドラマも警察組織の愚かな縦社会や縄張り意識などを皮肉たっぷりに描いたドラマでしたしね。1幕80分、2幕70分という長めのお芝居でしたが思った以上に楽しめました。でも「感動をする」「心に染み入る」「共感出来る」などの気持ちがわかなかったことと、台詞の意味を理解するのが難しかった(特に文化人4人組の場面)ために観劇後は少し疲れました。そんなこと言うと台詞の応酬や変則的な八百屋舞台で疲労困ぱいであろう役者さんたちは申し訳ない話ですが。主役だけあって加藤敬二さんの役はものすごいですね。「どうやって私生活と役との切り替えをしているのか」「ライフル魔のテンションを毎日どのように維持しているか」等お話を伺ってみたいものです。演技とは違いますが、敬二さんのスーツ姿と堂に入ったヤンキー座りも素敵でした(*^^*)そんな緊張の舞台での一服の清涼剤はオーアマ甘粕の川口雄二さんでしょうか。ニット帽&靴下のパジャマ姿でクマのぬいぐるみのように愛らしい川口さんの「コンソメとポタージュを混ぜ合わせて・・・」のくるくるしぐさに癒されました。人質解放の場面で「オーアマ、行かないでー」と思った方がきっと多数いるはず(笑)最後村木はライフルで自殺をします。このお芝居において「主人公の自殺」ということに大きな意味合いを持たせてはいないような気がしますが、「やっぱり自殺はいけない」と思うんですよ、私は。そんなこと思うのは頭固いですかね。 −−−−−終演後は声をかけてくれた友人と一緒にオフステージトークに参加しました。川口さんファンの友人と敬二さんファンの私なので、WKの登場を期待していましたが残念ながらそれは叶わず。参加して下さった役者さんは以下の通りです。舞台向かって下手側から川地(司会),神保,鈴木,大橋,池田,福山,畠山(敬称略)最初に「役作りに関すること」的な質問に皆さんに答えてもらった後(実際に麻布署に電話をして話を聞かせてもらった(池田),ドイツ語は駅前留学や劇団でドイツに行っていた先輩から習った(畠山)等)、Q.「もし人質になってルームサービスを頼むとしたら何を注文しますか?」→カレーライス。好きなので(畠山)Q.「将来役者になりたい(中略)両親には反対されなかったか?」→大反対された。いまでも怒っていると思う。でも四季のオーディションに受かった時は喜んでくれた(池田)Q.「声をどうやって保つのか?」→とにかく睡眠、そして鼻うがい。あとは寝る前の少々の熱燗(大橋)Q.「一週間休みがとれたら何をしたいか?」→温泉に行きたい。立ち飲み屋のはしご(鈴木)などなど。個人的にはすねのアザまで見せながらいろんなことを一生懸命お話して下さった神保さんと、ひとり妙にくつろいでいたシューベルト畠山さんが印象に残りました。 −−−−−その後、一緒にオフステ参加した友人と仕事帰りに合流してくれた友人と3人で夜の部。一時期は頻繁に会っていた友人達だけれど最近はなかなか会う機会もないので、久しぶりにおしゃべりすることが出来て本当に嬉しかったです。ひとりの友人とは二次会で以前の定飲み屋である天狗まで出かけて久しぶりに終電でした。声をかけてくれて、また仕事帰りに付き合ってくれて、お二人ともどうもありがとう!それにしてもみんなmixiなんですね。エンピツは取り残されてしまいそうです。 −−−過去の今日のこと−−− 2006年06月14日(水) 森永クッキー レモニスト2005年06月14日(火) 千葉ロッテマリーンズ 交流戦V ☆2003年06月14日(土) 川崎コリアタウンで焼肉に舌鼓2002年06月14日(金) 続:ネットカフェ話