逗子発・おさんぽ日和
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 プロ野球観戦/謎の中華料理店【安楽園】 ☆

昨日から2003年のプロ野球公式戦がスタートした。私は別に待ってもいなかったが、シーズン到来を楽しみにしていた虎ファンの旦那と共に、開幕第2戦:横浜ベイスターズ×阪神タイガースの試合観戦(in横浜スタジアム)に出かけた。
席が外野自由席ということもあって試合開始時間の2時間半以上!!も前から並び、13:00過ぎに入場。バックスクリーンライト側横のブロック最上段に陣取る。ちなみにここは基本的にはベイスターズ応援側なのだが、旦那のようにレフト側を確保出来なかったタイガースファンが多数はみだしてきている。ベイのホームなのに圧倒的にタイガースファンの方が多いのだから恐い。
私は特に野球ファンではないが野球観戦をするのは結構好きだ。ハマスタでの夏のナイター観戦は浜風がとても心地良い。そしてもちろん「手にはビール!」がお約束なのだが、いかにせん今日は寒すぎ。それでも試合中1杯だけは飲む。
試合は7年ぶりの日本でのマウンドとなるタイガース:伊良部の先発。立ち上がり続けてフォアボールを出し先制2点を入れられるも、その後のピンチを粘りで切り抜け、味方の援護もあって7−3でタイガースが勝利した。旦那が大騒ぎだったのは言うまでもない。


その後中華街へ夕食に繰り出す。本当はお目当てのお店があったのだがやはり長蛇の列で諦め、善隣門からもほど近い【安楽園】というお店に入る。このお店、中華街に来た人が必ず通るであろう大通りにあるのだが、前を通った人は十中八九「これ何のお店?」と思うような造りをしている。私も旦那もやはりいつも気になっていた。
周囲の極彩色の店構えとは見るからに異質な日本家屋風の造りで、さながら「旅館か銭湯」のようなこのお店。看板に「中華料理」とあるのでお店だとわかるが、入口にメニューサンプルはおろか、メニュー表やおすすめ料理などの張り紙もない。さらに店内の様子が全くわからないので入るのには非常に勇気のいるお店なのだ。実際今日の私達も店頭でしばらく迷った末、男性二人組みが入っていくのを見届けてから店内へ入った。

飾り気もなくシンプルでどこか懐かしく、昭和初期にでもタイムスリップしたようなレトロな雰囲気の店内。私達の通された部屋は丸テーブルの3つ置いてある部屋で、壁には掛け軸がかかっているもののとにかく殺風景な印象。しかしよくみると窓ガラスがステンドグラスだったりとよくわからない。普通お店にあるような「本日のおすすめ」などの張り紙が全くなく、座っているとお店にいるということを忘れそうな感じ。
渡されたメニューを見て「高いかも・・・」とちょっと慌てる。炒め物の小盛(ほとんどのメニューが大中小揃っている)でも2,500円程度するのだ。しかも「ふかひれ」やら「なまこ」など高級食材を使ったものも多く、それに至っては2万円台だったりと論外だし。それでも麺類と炒飯類は1,000円以下であったが、結局1人4,000円のコースを注文することにした(ちなみに点心など女性が好きそうなものはほとんどなく、王道中華メニューが並ぶ)。

コースの内容は、前菜盛り・コーンとかにのスープ・えびチリ・カキのフライとタンドリーチキン風の揚げ物・ナスの揚げ物・酢豚・杏仁豆腐・ご飯・漬物(メニュー名は不正確)。
最初に出てきた前菜盛りが、何の変哲もない白い小皿にごちゃっと載って出てきた時は「これで4,000円だぁ?」と思ったのだが、全ての料理が盛り付けはともかくとても美味しい! とっても辛いえびチリも、変わり揚げのカキフライも、パイナップルと缶詰チェリーが入っている懐かし風の酢豚も・・・。ナスの揚げ物に至っては私の中では「絶品!」のお味だった。そして食べ終わった時には、二人共お腹もお店の印象も大満足になっていた。

どうやらこの安楽園は1900年初めに創業された老舗店らしい。和室個室があったり(2階には和風大宴会場もあるよう)、中庭があったり(トイレは中庭の先にあるので一旦外に出て行く)、ホール係はみんなもう長いこと勤めていそうなおばちゃんばかり・・・。中華街の喧騒を離れてまったり出来ること請け合いの安楽園、是非立ち寄ってみて下さい。

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2002年03月29日(金) 『コンタクト』開幕!!

2003年03月29日(土)

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